2010年03月21日

木次酒造 美波太平洋 純米吟醸 佐香錦 無濾過原酒生

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まずは同蔵の過去記事から。

2009年01月20日 木次酒造 美波太平洋 純米無濾過生原酒

そしてラベルの口上を。

辛口の純米酒です。お米の甘みと旨みを感じる爽やかな味わいで、食前、食中酒として最適です。10℃前後に冷やしてすっきり感を、ぬる燗でしっかりした味わいをお楽しみください。
(ラベルの説明文より)

さて、前回もかなりの高評価だった美波太平洋なのだが、今回はそれを上回る評価、これを先に述べておきたい。

前回と味の方向性は同じ、そして伸長している。

これは、純米酒だから、純米吟醸酒だからという違いの問題ではない。

実は、記事にはしていないのだが、この過去記事の前後にいくつか木次酒造の銘柄を味わった。

正直をいうと、あの時点では私の好みにより近いのは紹介した純米酒。

そして、おそらくは木次酒造として作りたい味の方向は純米酒が一番向いていたのではないかと思う。

そして再挑戦の純米吟醸。

岡酒店さんが「これは良くなりましたよ」という薦めに素直に乗って購入。

やはりそのとおり。

せっかく、無濾過、本生としているのならば、すっきりクリアでかつ米の甘みと旨み…まさにラベルで述べているとおりの方向を目指して欲しいものだ。

その方向に間違いなく向かっている。

強いて言えば、味を決める温度帯…これは10℃前後をもっと重視して欲しいようにも思う。

ぬる燗はいくぶんか浮気ではないか?

10℃前後にまずは特化してほしい。

味わう側も、冷やしたそれをややゆっくりと口に含め、まるで氷でも溶かすかのように味わう。

そしてぐっと飲み込む際の前後、鼻腔の感覚を研ぎ澄ます。

するとどうだろう?

この温度帯で強みを持つ日本酒はまるで雲母のようなきらめきを発する。

雲母のようなきらめきとは、複雑な味わいであり、複雑な香りだと思われる。

それがそれぞれ粒状となり、また渾然一体となって解け合った姿を現すのだ。

かなり近づいた、されどもう一歩。

この価格帯ではかなり高水準でハイCPなお酒であると言うことだけは間違いない。

さらなる進歩が楽しみである。

決してぶれることの無いよう期待する。

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アルコール分  19〜20%
原材料名    米、米麹
日本酒度    +5〜6
精米歩合    65%
使用酒米    佐香錦
杜氏名     川本康裕(蔵元杜氏)

木次酒造株式会社
島根県雲南市木次町木次477-1
TEL 0854-42-0072
http://www.kisukisyuzou.com/

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2010年03月14日

王禄 超辛純米 春季限定出荷無濾過生原酒H21BY

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春季限定出荷の王禄超辛純米。

やはり手を出さずにはいられない。

最近、島根県のお酒がおいしくなってきている。

その様はまるで「目に見える」かのようである。

そんな中でも残念なこともある。

一部の蔵だが「超辛口」表示を安易に行っているところがあるのだ。

たしかに「超辛口」「辛口」に正式に定められた基準はない。

どう謳うかは自由といえば自由なのだが、マニア以外の一般の人の誤認をさそうような表示をすることで、よりまじめに造っている蔵の属する県全体のイメージを下げるような行為ともなりかねない。

酒造りの方針からしてもう少し真摯に取り組んでいただきたいものである、どこの蔵かは言わないが。

話を戻して、そんな伸び盛りの島根県のお酒の数々の中でも不動の地位にあると言ってよいのが王禄なのだと思う。

お酒の味から伝わってくるもの。

峻烈さ、妥協の無さ、押しの強さ、我の強さ。

そしてやはり突き詰めた純度の高さである。

その王禄がH21秋からの醸造によるお酒を今年も出してきた。

フレッシュなことこの上なし、そして味はばらばら。

味がばらばらなのは悪いことではない。

本来相応の熟成期間をおいて、たとえば次の秋などに出荷するのが本来の形。

その原型はこんなんですよ!という顔見世興行がこの春季限定出荷なのだから。

そのばらばらな味それぞれがとがっており、そしてフレッシュである。

少なくとも半年後には辛み、甘み、旨みなどの味が丸みを帯び、融合し渾然一体となって、全体としての個性を作り上げてくる。

ワタクシの好みはフレッシュ系であったりするので、あまりひねた感じは好きではない…古酒は、ひねた様子を売りにするタイプのものは特にストライクゾーンではない。

その逆に可能性を感じさせてくれる、そして未完なもの…人でもそうだがワタクシはこういうものに憧憬を感じがちだ。

ここのところ、年下の若い人々との接点が増えているワタクシである。

年長者、経験者としてアドバイスすることも多いのだが、それをものの見事に自分のものとして吸収するときの彼らを見ていると、その伸び率がワタクシよりも高いことに尊敬を感じ、また頬がゆるむ自分がいる。

このお酒も未来への想像力がかき立てられ、頬がゆるむお酒なのである。

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<仕込み第2号>
アルコール分/17%以上18%未満
日本酒度/+9.7
酸度/2.4
原材料名/米、米麹
精白歩合/60%
仕込み水/自然湧水 通称「黄金井戸」
杜氏名/石原丈径
製造年月/H22.1
限定本数/270本

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ラベル:王禄
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2010年01月03日

颯爽として清澄 王禄酒造 20BY純米吟醸「渓」直汲

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今年の正月酒の本命は王禄酒造 20BY純米吟醸「渓」直汲。

言うまでもないが、無濾過本生(原酒)である。

直汲(じかぐみ)とは槽口から直に瓶詰めした日本酒のことであり、酒にとけ込んだ発酵由来の自然の微炭酸が特徴。

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ラベルに特徴がある。

山女魚を釣る

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風景を釣る の文字。

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裏側には山女魚が泳いでいる。

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酒蔵で味わうかのような颯爽としていて清澄な味。

これが新年を迎えるに当たり、気分を新たにしてくれるような気がする。

熟成不足という見方もあるかもしれないが、それはマイナス面ではなく、ある意味ではプラス面だろう。

シュワシュワ、ピリリとした微炭酸の感覚。

とろりとした旨み、甘みは王禄の真骨頂でもある。

その個性ゆえにやはり料理との相性は考えない方が良いと思うお酒。

この「渓」をあくまでも主役と考え、それに料理をあてていく、それでいいと思う。

酔い加減は微炭酸の効果もあり、極めて立ち上がりが良く、ほろ酔い加減を持続するには良く冷やしておいたものをちびりちびりやるのがよい。

味の面でも冷やしてから常温への変化を味わうことができる。

抜けは極めて高いので、コストパフォーマンスを重視する場合にはお薦めできない。

呼気アルコール濃度のデータは別としても、気分的には一寝すればすぐに抜ける感じ(飲酒運転にはならぬようお気を付けあれ!)

今年も幸せに正月が過ごせたのは、このお酒のおかげによるところも大きいと思う。

アルコール分/17%以上18%未満
原材料名/米、米麹
原料米/兵庫県産山田錦
精米歩合/55%
杜氏名/石原丈径
醸造年/平成20年
仕込み/18号タンク
日本酒度・酸度は表示なし(当然ながら)

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2010年01月02日

奥出雲葡萄園 奥出雲ワイン〔白〕

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今年の正月酒の1つがこの奥出雲葡萄園 奥出雲ワイン〔白〕。

本命のお酒は別にあるのだが、カイワリと楽しむのに何かよいものをということで選んでみた。

最良の選択はまだまだあったと思うのだが、試したくなるとやめられない性分。

そのきっかけはこの過去記事で。

<過去記事はコチラ>
2009年12月26日 奥出雲葡萄園 奥出雲ワイン〔ロゼ〕

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表示ではやや辛口。

好みでは甘みを排除したいのだが、カイワリとのことを考えるといい妥協点だろうと思い購入。

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<ラベルより引用>
奥出雲葡萄園がつくっているのは農産物としてのワイン。泥だらけになって土を耕し、灼けつく日射しを浴びて世話することからワインづくりは始まるもの、と信じます。この一瓶に詰まっているのは、私たちのそんな思い。青リンゴの香りがしいきいきとした酸を感じる爽快な味の白ワインです。
<引用終わり>

さて、開栓。

樽の香りがクンと立ち登り、いやな予感!!

実は、過去記事のコメントの他に、『いろいろだらだら』の魯さんからこの上級品である奥出雲ワイン・シャルドネ(2004または2005?)の情報をいただき、心に暗雲立ちこめていたものだから、「失敗しちゃったかな。」というのが正直な初感だったのだ。

あくまで個人的、一方的な思いなのだが魯さんの味覚にかなりの信頼を寄せている。

それゆえの“暗雲”だったのだ。

さて、原洋一作による特製の脚なしワイングラスに注ぐと少し「ん?」と感じた。

先ほど立ち登った樽の香りがしなくなっている。

さて試してみると、軽くさわやかな酸味の後に、ぐっと甘みが広がり、最後にまた酸味を感じる味。

これはなかなか質がいい。

表示よりは、甘みのぐっと来る様ゆえ、やや甘口に感じられる面もある。

香りも樽の香りはほとんどせず、説明通りの青リンゴ様の香り。

味の甘みはややとろりとしていて、この味の出かたはまるで島根県の日本酒の中でも上質なお酒の甘みの出かたに類似している。

思った通りに作られているものだとするならば、テイストを決める人はこの地のお酒の味に影響を大きく受けているのかもしれない。

1800円台のワインとして私としては納得できる味。

関連会社の木次乳業のチーズとも相性よく飲めた。

カイワリの評価は極めて高く、その点でも甘酸バランスのよく取れた飲み物になっているのでは?と思われる。

なお、試していないのだが、上級銘柄の奥出雲ワイン・シャルドネは樽の香りが強い、かなり個性的な味であったというのが魯さんの情報。

中級銘柄に「アンウッディッド(ステンレスタンク醸造)」のものがあり、2008年ものはすでに売り切れと人気があるようだ。

このことからも魯さんの味覚の確かさの再確認できたような気がしてうれしくなってくるとともに、改めて尊敬の念を感じたことも付け加えておく。

よい正月酒で正月を迎えられて感謝。

<当社サイトより引用>
奥出雲ワイン白
【容量】 750ml
【価格】 1837円(本体価格1750円)
【ぶどう品種】 セイベル・ホワイトペガール
【おいしく飲める温度】 6〜8℃
【相性の良い料理】 鮮魚のカルパッチョ、魚介のマリネ、焼き鳥(塩)、焼魚
【商品説明】
セイベル9110と山葡萄交配品種のホワイトペガールを使用。青リンゴの香り、いきいきとした酸を感じるフレッシュな味わいの辛口白ワインです。
<引用終わり>

有限会社 奥出雲葡萄園
島根県雲南市木次町寺領2273-1
Tel : 0854-42-3480
http://www.okuizumo.com/vineyard/


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2009年12月26日

奥出雲葡萄園 奥出雲ワイン〔ロゼ〕

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クリスマスパーティ向けに買ったのがコレ、奥出雲葡萄園の奥出雲ワイン〔ロゼ〕。

ワインは全くといっていいほど知識がない。

最近では、ワインを飲むのはほとんどが某研究所のみとしており、内飲みではシャンパンなどをまれに飲む程度。


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一応、「ロゼ」とはなにかいうことだけあわててネット検索したので掲載。

<ウィキペディアより引用>
ロゼワイン(Vin rosé)は、ピンク色のワインのことである。ロゼはフランス語で「バラ色」の意味で、少しオレンジがかった濃いピンクを指す。ロゼワインには「玉ねぎの皮のような」と表現される明るい色から「洗い朱」、紫がかった濃いピンクなど、様々な色合いのものがある。ごく淡いピンクのワインは、英語でブラッシュ(blush)と呼ばれることもある。
さらに詳細はクリック

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<ラベルより引用>
奥出雲葡萄園がつくっているのは農産物としてのワイン。泥だらけになって土を耕し、灼けつく日射しを浴びて世話することからワインづくりは始まるもの、と信じます。この一瓶に詰まっているのは、私たちのそんな思い。苺やキャンディなどの香りがチャーミングな、やや甘口のロゼワインです。
<引用終わり>

甘口というところが必ずしも私の好みではないのだが、カイワリ向けのサービスということもあり購入。

引用したような売り文句に弱い自分も再発見(笑)。

さてお味は、確かに甘い。

甘いのだが、食前で飲んでみるのには良い感じがした。

嫌みな甘さがない。

確かにキャンディ様の甘みはあるのだが悪くない。

ローストチキンをその後食べたのだが、なぜだか後を大きく引かない。

酔い加減は…あとで別の日本酒を飲んだので一概には言えないが、その日本酒の酔い加減を全く邪魔することがなかった、ということだけ記しておくとしよう。

つまりは、純度の高いお酒であろうということである。

カイワリが喜んでくれたことはいうまでもない。

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有限会社 奥出雲葡萄園
島根県雲南市木次町寺領2273-1
Tel : 0854-42-3480
http://www.okuizumo.com/vineyard/


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2009年11月16日

米田酒造 豊の秋 特別本醸造 花仙山

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本日でブログを開設してちょうど2年。

自分たちの書いているもののレベルとしては、それはもう本当にたくさんの方々に読んでいただけるようになり、心からの感謝を申し上げたい気持ちでいっぱい。

昨日、一昨日も夫婦であれやこれやと話をしていてなかなか尽きなかった。

もちろん食べ物のことだけではないのだが、よくもこうも話が尽きないなと我ながら感心したところ。

そんなときに飲んだのがこのお酒、米田酒造 豊の秋 特別本醸造 花仙山 である。

このお酒、名前、ラベルからも力の入れようや思いが伝わってくるものである。

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花仙山、島根県松江市の玉造温泉にある、もともとのめのうの産地の山である。

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玉造温泉原産の名椿にはその花仙山を冠したものがある。

ちなみにラフカディオハーンがもっとも愛した花の1つに椿がある。

桜とは違ったその散り際に日本の美を感じたのだろうか?

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非常にスッキリしたお酒。

それでいて味がないわけではないが、うまく抑制がきいている。

豊の秋特有の取り去り加減が吉と出ているように思われる。

酒がもともと持つフレッシュさも軽やかに保ち、前に出過ぎることのない自己主張をしている。

おそらくは、数年前から紆余曲折しつつあがってきている生原酒のところからの1つの結実なのだろうと思う。

魚、特に刺身と合わせられるお酒で、おいしくておいしすぎず、そして淡泊ながらも個性のあるもの…これはなかなかないものである。

このお酒は、東京・築地でもなかなかの評判だったようである。

先入観ある私を説得し、勧めてくれた岡酒店さんに感謝!!

この値段で、4合1000円を切る価格は一度試してみても良いのではないか?

この価格帯では澄んだ面白い味を出していると思う。


アルコール分/15%以上16%未満
日本酒度/+2.0
酸度/1.3
原材料名/米、米麹、醸造用アルコール
原料米/酒造好適米100%
精白歩合/60%


米田酒造株式会社
島根県松江市東本町3-59
TEL:0852-22-3232 
http://www.toyonoaki.com/index.html


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2009年11月10日

王禄 無濾過 本醸造酒 H20BY

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夜の冷え込みがほどよく、日本酒のおいしい季節になった。

ひやおろしがいいなという季節になった。

そこでやっぱり王禄である。

<過去記事はコチラ>
2008年01月14日 至宝の甘露 王禄 王禄酒造
http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/78339534.html

王禄は純米酒に力を入れている、しかし本醸造もいい。

王禄は本生に力を入れている、しかし火あてした酒もいい、しかもこの酒は無濾過。

味は超辛純米に比べて旨みは抑えめ、それでいて王禄としての味の個性はそのままといってよいだろう。

まるで「ちゃんとランクに応じて値段を付けてますよ」と商品がいっているようだ。

何とも言えない甘さに似た丸みのある旨み、この味を出そうとすると麹臭さが残ったり、野暮ったくなりやすい。

数々の蔵がこの味を出そうと挑戦して未達に終わっているのを“舌”にする。

さらに無濾過、最近流行だが明らかに濾過した方がトータルパフォーマンスが上がる酒が大多数だ。

この差〜それはかなり峻烈な差なのだが〜、単にフレッシュさだけではない、躍動感の差となって伝わってくる。

酔い加減は立ち上がりは、超辛純米に比べて少しソフト。

後から来るので人によってはかえって酔いやすいお酒かもしれない。

抜けは超辛純米にくらべて当然ながら重い。

程度は悪くないどころか十分良いのでかえって“燃費”の良いお酒であるという言い方は十分にできる。

値段は超辛純米の2/3程度。

お買い得である。

なお、王禄の超辛純米よりもアルコールで締めてある分だけ魚料理などの相性が取りやすい。

私は少数派の相性“あきらめ派”なのだが、相性を取りに行くのなら、ごくわずかの割水またはチェーサーセットをおすすめする。

というよりも、王禄酒造さんは見ておられるかどうかわからないが、ごくわずか割水比率をあげた、王禄としての端麗バージョンを本醸造で作ってみてくれたら面白いなと思う。

「黄金井戸」の水の力強さからして王禄酒造さんの目指す方向の1つ、「食中酒」に近づくと思うのだが…。

あるいは「黄金井戸」の水をボトリングしてチェーサー用の水として出しても面白いと思う。

〜最後のあたり全て冗談です、スミマセン〜



<仕込み第30号>
アルコール分/14%以上15%未満
日本酒度/+6.7
酸度/1.9
原材料名/米、米麹、醸造用アルコール
精白歩合/67%
仕込み水/自然湧水 通称「黄金井戸」
杜氏名/石原丈径
製造年月/H21.10
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2009年08月05日

若林酒造 開春 純米溌泡生

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久しぶりの島根の地酒、日本酒の紹介。

若林酒造 開春 純米溌泡生である。

<過去記事はコチラ>
http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/111925469.html
2008年12月30日 若林酒造 開春 純米超辛口ひやおろし

読み直してみると相も変わらず、いい加減なことばかり書いてるなと我ながら感心したりする。

開春の発泡酒を飲んでみたのは「夏に発泡酒を飲んだりはしないのですか?」と聞かれたことがきっかけ。

発泡酒が少し前(?)に流行っていたらしい。

ところがそうした流行には疎いので、今も流行っているのかわからない。

なんでも女性向けに流行っている(た?)のだそうだ。

書き始めて、日本酒の自分なりの選び方を思い出した。

「女性向け」の日本酒は全部とは言わないが10中8、9はハズレであるということを。

「女性向け」に限らない、「○○向け」とか「××に最適」とか、ターゲットを絞ったもの、あるいはコンセプトが先行しているものは大概ハズレなのである。

その理由は・・・。

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アルコール分  14〜15%
原材料名    米、米麹
精米歩合    60%

特に日本酒は、コンセプトを強く決めすぎるべきものではないと思っている。

与えられた水、選んだ米、場合によっては蔵つきの酵母などをもとに、丁寧に丁寧に仕込んだ結果、ベストでできあがったものを飲む側が楽しみ、そしてシチュエーションなど自分の好みで飲んでいくべきものだと思うのだ。

あまりああだ、こうだといわれたくない。

開春がそういうことを言っているわけではないのだが・・・。

さて、前置きばかりになったが、早速飲んでみる。

写真にあるとおり、期待が先走っていたので、飲んでからハタと写真を撮っていないことに気づき、撮っている。

・・・。

確かに炭酸がしっかり残っている。

プチプチとした食感は面白い。

だが、どうだろう?

純米超辛口や他の開春のお酒で感じた良さというのは足りない感じがしたな。

もう一度、本来のところに戻った方がよいように思う。

私のようなファンではあるが怖がりな者は、こういうのを飲むと、好きな純米超辛口を次に買うのが怖々、といったことになってしまうからだ。


若林酒造(有)
島根県大田市温泉津町小浜ロ73
電話 0855-65-2007

開春通信
http://www.kaishun.co.jp/top.htm


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2009年05月05日

簸上(ひかみ)清酒 簸上正宗 本醸造 おろちの火祭り

090505orochinohimatsuri.jpg 090505orochinohimatsuri (1).jpg
● クリックすると拡大

続いて島根のお酒紹介シリーズ。

お酒と一口にいっても、ご存じのとおりビールもあれば、焼酎もある。

5月にお酒紹介シリーズを復活させたのは、朝晩の涼しさがあるうちは、日本酒もいいよという、

ただそれだけのことが言いたくてなのだ。

GWはお出かけの方も多かろう、特にお父さん方は日ごろの仕事とは違ったお疲れさんもあろう。

そんなときにビールでふぅ〜もよいのだが、さらにもうひと押しという時には日本酒の出番だと思うのである。

焼酎もよいのだが、それはもうひと押ししたい時にロックで。

普段であればオーダーストップのところでも、家庭サービスの後だったら許されることも多いだろう。

また、焼酎はもっと夏になってからすっきりというのもいけるはず。

と、なんだかんだ強引だけど、まだ日本酒なのだ!!

今回は簸上正宗 本醸造 おろちの火祭り。

<簸上清酒 簸上正宗の過去記事はコチラ>
http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/111936661.html
2008年12月31日 簸上清酒 簸上正宗 七冠馬純米

簸上清酒は泡無酵母発祥の蔵でもある。

(以下引用)
昭和37年、当蔵の新酒仕込みにおいて「普通ならば酒樽いっぱいに真っ白ながあるはずなのに、時々それが出来ない樽がある」ことを先代 田村浩三と杜氏の立石杜氏が確認。これがの原酒の発見である。これに興味を持たれた当時の東京滝野川・国税庁醸造試験場技官 秋山祐一氏(元 財団法人 日本醸造協会会長)が研究。改良を施し、現在の協会が誕生した。
(引用終わり)

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● クリックすると拡大

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹、醸造アルコール
精米歩合    65%
日本酒度    +5.0
酸度      1.5
仕込水     高津川伏流水
使用米      五百万石100%
使用酵母    701号(泡無し)
酒母      速醸

「島根県奥出雲の風土に根ざした濃厚な太みのある味わいが特徴。
 ちょっと「こい」味。それでいて、キレのいい日本酒です。」

簸上清酒は本醸造の作りがうまい蔵。

つまりアルコール添加による締め方、締め具合がいいのだ。

1升瓶で2000円ちょっとはお買い得と言い切ってよかろうと思う。

料理と合わせようなどと難しく考えず、ビールでふぅ〜っとしたあとに、

グッと太くそれでいてキュゥーっとリラックスして飲むのが抜群。

GW中は疲れもたまっての飲みだから、入浴、パジャマに着替えて夕食、あとは寝るだけで

ゆっくりしたいものですな。


簸上清酒合名会社
島根県仁多郡奥出雲町横田1222番地
TEL (0854)52-1331(代)
http://www.sake-hikami.co.jp/

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posted by ヤマトシジミ at 04:33| Comment(2) | 1-6島根のお酒・地酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

桑原酒場 扶桑鶴 純米酒 高津川

090504takatsugawa.jpg 090504takatsugawa (2).jpg 090504takatsugawa (3).jpg
● クリックすると拡大

またもや島根県のお酒の紹介シリーズ、再開というよりもぼちぼちやっていこうかなと

相も変わらずいい加減であいすみません。

一旦、最終回でご紹介したのは桑原酒場の扶桑鶴 特別純米。

これはよかったなあ。

<過去記事はコチラ>
2009年03月05日 桑原酒場 扶桑鶴 特別純米
http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114980060.html

これを飲んだ後で、岡酒店さんが私が好む価格帯を聞いてこられた。

「あんまり高いのはね、どうかな?と思ってるんです。本来は普段飲むものでしょ。う〜ん、コストパフォーマンスこれは重視する要素かなあ…」

私の答えはこんな感じだったと思う。

4合瓶で1200円を超えたら、我が家ではよそいき、お祝用のハレのお酒ということになろうか?

あれこれ考えあぐねていると、

「安いんですけどこれはお勧めですよ。」

ひねくれたワタクシ目だが、岡酒店さんに勧められるとついつい影響されてしまう。

ところで買い物道にも作法があるのだ。

損をしない買い物をしようと思えば

「勧められたものは買わない」を貫く、これに如くは無し。

ところがこんな私の座右の銘を忘れさせる何かを持っている岡酒店さんのオーラ、なんなんだろうね。

ところが人間万事素直が一番!!
ここは聞いて大正解だったのだ。

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合    70%
日本酒度    +6.5
仕込水     高津川伏流水
使用米 五百万石 祭晴
使用酵母    協会7号

十分に辛く、十分にうまみを携え、米の素性もおしろいべったりの化粧をすることなく正直に表にする。

少しこなれが硬い感じがするのは気のせいか?

といっても私の感じることの大半は根拠がなく、HIROKIさんにも叱られどうしだから

それはそれでという話なのだが。

この硬い感じは、そう、特段才気にあふれているわけではないけれども生真面目でいい奴、

付き合い疲れのしない安心感のある奴、そういう感じなのかもしれない。

へんにこなれていて、世間ずれしているよりもいい、しかも自慢げ(値段)でない。

単に値段だとか、味だとか、そういうことだけでないつきあいやすい酒、料理にも合わせやすい。

これはお勧めである。

4合1000円強。だから一升2100円ぐらい。

なお酔いざめ加減も全体の評価同様、やはりコストパフォーマンス高い。


株式会社桑原酒場
島根県益田市中島町ロ-171
TEL 0856-23-2263
http://www.shimane-sake.or.jp/fusouzuru/

ラインナップは、
株式会社 花山 公式 日本酒サイト
http://www.nipponnosake.com/kuramoto/fusouzuru/item1.html
に詳しい。


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2009年03月07日

岡酒店 島根の地酒を買うならココだ!(1)

090306okasaketen.jpg
● クリックすると拡大

島根県松江市、白潟天満宮からの道沿いにほんの少し北に行ったところにあるお店。

それが岡酒店だ。

JR松江駅からは徒歩5〜6分程度なので、少しお時間があれば観光土産(自分用かな?)の買い求めに寄ることもできる。

場所的には応援しているタテ町商店街と天神川、天神さん(白潟天満宮)を挟んで続きの場所だ。

古〜い感じのお店、でもなんとなく「雰囲気(オーラ)」を持った感じのお店、こういう店には隠れた名店が多い。

実は以前からちょっと気になっていた。

でも訪れることができずにいたところをAOKIさんがコメントで教えてくれて、早速いくことに。
(AOKIさん、私、基本的に顔出しNGなのですが、機会があればこっそりお会いしましょう!)

ボクはいつも思うのだが、こうした縁と直感は必ず大事にすべきである。

食べ物・・・というよりは、人のつながりにおいて、一期一会ぐらいな気持ちで居れたときの自分は必ずや何かを得ている。

気になりはじめていた時(3〜4年ぐらい前)と今回のタイミングを考えると、ひょっとしたらこの岡酒店さんのおいしいどこ取りをさせてもらったのではないかという気持ち〜これには敬意を込めての意味である〜さえしてくる。

恐らくは特にこの10年ぐらい(?)、特にこの数年、この岡酒店が島根県の地元の酒蔵と一緒に考え、一緒に育ってきたのではないか?と思わせる雰囲気を持っているのである。

※このことは「雰囲気」なので店の人には取材して(伺って)いない。ボクが勝手に想像しているだけのことである。ボクが大事にしている直感の部分である。

もう一つ気がついた縁。

それは旧藤忠との逸話である(詳細は下記リンクで)。

ちょうど四半世紀前、私は藤忠で変わったものを購入している。

買ったものが鉛のインゴットと言ってなんだかわかる人は、かなりヤバめの方かもしれない。

090306okasaketen (1).jpg
● クリックすると拡大

写真に写っている「おっちゃん」が岡酒店さんの若さんである。

この人、なかなか手の内を明かさないところもあるプロ根性をお持ちの方とお見受けした。

やんわりとしか言わないが、実はお酒に関してとてもシビアな見識をお持ちだ。

普通、お酒を買いに来たお客さんにはそれぞれのお酒の特徴、特に長所についての説明をする。

この方も普通はそうである。

この若さんの見識が深そうだと感じたボクは、どんどんつっこんで聞く、話す・・・いつもいつも飽きることがない。

そうしているうちに、この方のお酒に関する造詣、蔵に関する思いなど湧いてくる、湧いてくる。

この若さんのお酒の味の好みもよくわかった。

味覚の幅は決して狭くない。

幅広い味覚もお持ちだが、はっきりした好みもお持ちである。

こういう人が地元のお酒を育てるアドバイスのできる人なのだろうと感心しきりである。

また「やんわりと」そうしたアドバイスをされているのではないか?という風に想像した。

さて、岡酒店で取扱いの銘柄は、

扶桑鶴、+旭日、ヤマサン正宗、美波太平洋、月山、環日本海、玉櫻、簸上正宗・・・など。

島根県でお勧めのお酒のうち、王禄、開春を除いたほとんどのお酒が手に入る。

この点が極めて優れており、観光土産(自分用?)にもお勧めできる所以なのだ。

また、ここで取扱いのない蔵にお勧めしたいのは、取引するしないに関わらず、岡酒店の意見を聞いてみてはどうだろうか?ということである。

恐らく蔵にとって、何か光明が差す「可能性」があるよ、ということだけは明言しておきたい。



有限会社 岡酒店
住所:島根県松江市天神町45
TEL.0852-21-3235
http://www.h6.dion.ne.jp/~tenjin/m_oka.htm
http://www.enjoy.ne.jp/~ghum/fujichu/episode/12.html

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ラベル:岡酒店
posted by ヤマトシジミ at 19:00| Comment(0) | 1-6島根のお酒・地酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

島根のお酒 目次(随時改訂・順不同)

<目次>

0.王禄酒造 王禄 純米吟醸限定 無濾過本生原酒(2008年01月14日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/78339534.html

1.若林酒造 開春 純米超辛口ひやおろし(2008年12月30日) 
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/111925469.html

2.簸上清酒 簸上正宗 七冠馬純米(2008年12月31日) 
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/111936661.html

3.富士酒造 出雲富士 生純米酒 生吟醸(2008年12月31日) 
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/111948858.html

4.吉田酒造 月山 吟醸酒(2009年01月03日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112073946.html

5.日本海酒造 環日本海やさか仙人 山廃特別純米(2009年01月03日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112090518.html

6.酒持田本店 ヤマサン正宗 純米吟醸 生原酒 佐香錦(2009年01月04日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112123370.html

7.旭日酒造 +(じゅうじ)旭日 純米吟醸秋あがり 佐香錦原酒ひやおろし(2009年01月10日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112404738.html

8.加茂福酒造 加茂福 特別純米 遊邑酒人(2009年01月15日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112657577.html

9.青砥酒造 ほろ酔い だんだん 本醸造(2009年01月16日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112676972.html

10.奥出雲酒造 仁多米純米(2009年01月17日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112724287.html

11.竹下本店 出雲誉 日本酒 上撰(2009年01月18日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112814333.html

12.木次酒造 美波太平洋 純米無濾過生原酒(2009年01月20日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/112881980.html

13.玉櫻酒造 五百万石 純米酒(2009年01月23日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/113022870.html

14.都錦酒造 自然酒 特別純米(2009年01月24日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/113103375.html

15.金鳳酒造 金鳳 本醸造生酒(2009年01月25日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/113137905.html

16.國暉酒造 國暉 純米生(2009年02月01日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/113497115.html

17.板倉酒造 天穏 馨(かおる)・特別純米辛口(2009年02月07日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/113856734.html

18.池月酒造 誉池月特別純米酒(2009年02月17日)  
http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114372223.html

19.華泉酒造 津和野盛純米吟醸(2009年02月18日)
http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114471255.html

20.下森酒造場 菊露 純米吟醸平家の里(2009年02月19日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114512908.html

21.岡田屋本店 菊弥栄 美都の風純米吟醸(2009年02月20日) 
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114514893.html

22.李白酒造 李白 特別本醸造まごころと山廃純米吟醸こだわり(2009年02月21日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114515813.html

23.米田酒造 豊の秋 純米吟醸生(2009年02月22日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/113500119.html

24.右田本店 宗味 歌聖純米(2009年02月23日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114681917.html

25.三櫻酒造 三ツ櫻 純米酒(2009年02月24日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114683250.html

26.財間酒場 高砂 津和野こだわりの酒(2009年02月25日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114800272.html

27.古橋酒造 初陣 純米酒(2009年02月26日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114720022.html

28.赤名酒造 絹の峰 大注連縄の里とんばら純米吟醸(2009年02月27日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114789546.html

29.古川酒造 八千矛 純米酒(2009年02月28日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114802058.html

30.木村酒造 羅浮仙 梅華(うめか)本醸造(2009年03月1日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114810720.html

31.隠岐酒造 隠岐誉 吟醸生貯蔵酒(2009年03月2日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114812372.html

32.松本酒造 出雲千代鶴 純米吟醸(2009年03月3日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114816866.html

33.一宮酒造 石見銀山 特別純米 幻の酒米「改良八反流」(2009年03月4日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114976552.html

34.桑原酒場 扶桑鶴 特別純米(2009年03月5日)
  http://oisi-nandarone.seesaa.net/article/114980060.html
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桑原酒場 扶桑鶴 特別純米

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● クリックすると拡大

清酒「扶桑鶴(ふそうづる)」を醸造しています株式会社 桑原酒場と申します。
 弊社は、明治36年(1903年)の創業です。           
 島根県西部・石見(いわみ)地方にある人口5万人程の益田市に所在しています。益田市は、島根県の西端に位置し、山口県と県境を接しており、近隣には、観光地として有名な津和野町(島根県)や萩市(山口県)などがあります。益田市の名所として、宮廷歌人として活躍し、『万葉集』の歌人でもある「柿本人麿」を奉ってある柿ノ本神社があり、その境内一帯を中心にして万葉の歌にかかわる植物を約100種類程植栽した雄大な万葉公園があります。その他には、日本美術史上最高の画家として名高い「雪舟」が500年程前に作庭した庭園のある医光寺、万福寺などの旧跡などがあります。特産品として、日本海をすぐ側に控えているため、新鮮で豊富な種類の海の幸を楽しむことが出来ます。また、中国地方有数の鮎の産地である、私共の蔵の近くを流れている高津川で捕れる鮎の塩焼き、背ごし、うるかは一級品です。
 私共の蔵のある島根県益田市(石見地方)は、日本海側では比較的温暖な気候ですが、仕込み時期の朝夕の冷え込みは厳しく、空気は清澄で、酒造りに適した環境に恵まれています。
 原料米として、兵庫県産の「山田錦」の他、「神の舞(かんのまい)」、「佐香錦(さかにしき)」、「五百万石」など地元島根県産の酒造好適米を自家精米で高精白し使用しています。
 酒造りは、原料処理が最も重要であるとの考えから、これらの米を丁寧に洗米し糠を落とし、強い乾燥蒸気で湯を沸騰させ60分以上甑(こしき)で蒸し、弾力のある外硬内軟の蒸米に仕上げています。
吟醸以上のお酒は総米600kg以下の小仕込みで行い、細心の温度管理で低温・長期で完全醗酵させて行きます。搾り終えたお酒は、1本1本丁寧に瓶燗を行い、一升瓶で冷房蔵にて低温貯蔵・熟成させています。
 弊社は、特に生活に溶け込んだ酒としての純米酒に力を注いでいます。また、新酒時の味に惑わされずに、しっかりとした強い酒を造り、低温で熟成させ、秋上がり、燗上がりするお酒を目指しており、何杯飲んでも「うまい」と言っていただけるお酒を目指しています。
 弊社のお酒は、立ちのぼる強い香りはありませんが、口に含んでいただいた時に広がる適度な柔らかな香りと爽やかな喉越しを楽しんで頂きたいと思います。
(当社説明ページより)

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
原料米 (麹米)佐香錦(島根産)
    (掛米)神の舞(島根産)
精米歩合    60%
日本酒度    +6.5
アミノ酸度   1.3
酸  度    1.8
使用酵母    協会7号
保存方法    要冷蔵
醸造年度    平成18年(H18BY)

島根のお酒の紹介シリーズ、最後になるのは桑原酒場 扶桑鶴 特別純米である。

島根県の蔵は、島根県酒造組合のホームページを見ると35蔵ある。
http://www.shimane-sake.or.jp/

これをもって島根県の全ての蔵とする。

一応、ゴールということになるのでちょっと感慨がある。

さて、なぜ最後に桑原酒場をもってきたのかというと、王禄、開春の全国銘柄の次に、今伸び盛りの蔵でお勧めだからである。

また外から見える蔵の方針・・・、酒造りと営業が他の蔵の手本となるのではないか?と思われるからである。

そのヒントは、冒頭の当社の紹介文にある。

詳細な分析や私の好みはまた改めて述べるとして、このお酒について簡単に述べたい。

地域的にも丁寧な地元を大切にした造りの蔵が目立つ、高津川流域の益田・津和野地区。

高津川は2年連続清流日本一のダムのない川でもある。

そうした水に恵まれ、そして醸されている。

私はこのとき扶桑鶴を飲むのは久しぶりであった。

岡酒店での出会いである。

そういうこともあり、勘ではあるのだが、日本酒度が岡酒店にある銘柄としては高い部類(+6.5)の特別純米をチョイスした。

以前飲んだ印象で、おいしい蔵だとは思っていたが、明らかに腕を上げている。

また、日本酒度からすれば辛口の部類であるのは間違いないのだが、すっきりした感じと酒のもつ旨みの両立がすばらしい。

また平成18年度醸造となっており、やや古酒の部類であるが、そういったひねたものを感じさせない。

非常に良くできたお酒である。

ラベルにあるとおり、原料米には麹米として佐香錦(島根産)、掛米として神の舞(島根産)を使っている。

以前にも書いたが、この2つのお米は非常に難しいお米のように思われる。

これを掛け合わせているのは、遊び心にも長けているのかもしれない。

だが、それをさらっと表示してるだけというのが、恐らく造りに自信があり、またちゃらちゃらしていない蔵の姿勢というものがあるのだろうと思う。

こうした点でも『特別』純米の特別を謳う本旨に合致していて、好感が持てる。

ぜひ下記の商品ラインナップを見て欲しいのだが、ラベルに共通感、安定感がある。

別銘柄のものには「限定品」との表示がある。

こうした芯を一本通したところは、100%自力でやったとすれば当蔵の愚直なまでの物作りの姿勢と、その物を売る際の物への愛着から来るものであろうし、または良いアドバイスをくれる、恐らくは売り酒屋の意見を取り入れた結果であれば、それは良いパートナーと巡り会ったということと、その良好なパートナーシップが表出しているということを示しているのだと考えられる。

私が酒蔵を訪問しない理由は、酒蔵を訪問するとその蔵に愛着が湧きすぎてしまうからである。

今後は解禁しようと思うが、お酒を好きになってから蔵を訪問したいし、本来は売り酒屋さんの説明でお酒を買うべきだというこだわりがあるからでもある。

売り酒屋さんがパートナーとしてより良いお酒ができるように蔵に対しても、お客に対しても接することができるようになって欲しいという理想を抱いているのだ。

さて恐らくは、これからもまだまだ伸びるであろうこの桑原酒場のお酒、島根のお酒のファンとしては、蔵から喜びをもらえるお酒が増えたなと、うれしくなったお酒であった。

株式会社桑原酒場
島根県益田市中島町ロ-171
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2009年03月04日

一宮酒造 石見銀山 特別純米 幻の酒米「改良八反流」

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● クリックすると拡大

創業明治 29 年。わが蔵は戦国時代の多くの大名や武将の争奪の的となった石見銀山の玄関口、島根県大田市の中心部に位置しております。
「銘酒は良い水から生まれる」と言われるように日本酒の組成の約 80 %は水であり、“酒の命の源”です。当社では良質の酒米はもちろん、特に水にこだわり、雄大な三瓶山の麓から湧き出る伏流水を抗酸化力の高い水にして仕込みに使用しております。
また、こちらで紹介しておりますお酒は、熟成後醸し出した新酒の風味を出来るだけそのままの状態で味わって頂くために、無濾過(活性炭の使用を一切せず)・瓶燗方式(生酒を瓶詰めした状態で加熱処理)による火入れ後、急冷・冷蔵貯蔵し品質管理に努め、熟練の杜氏による昔ながらの手造りによる酒づくりをしております。
(当社ホームページより)

酒米「八反流」は、島根県内でも過去に作られていましたが、栽培が難しいことからいつしか姿を消してしまいました。大田市のこだわり農家では、この幻の酒米造りに挑戦。長年の技術と経験を注ぎ込み大切に育てられた良質の酒米を、杜氏の卓越した技で芳醇な一品に仕立て上げました。地元産「改良八反流」の豊かな味わいをお楽しみ下さい。
(ラベルより)

アルコール分  16〜17%
原材料名    米、米麹
精米歩合    60%
日本酒度    +2.0
使用酒米    改良八反流

ここのお酒、近隣の木村酒造と傾向がよく似ていて実はおいしい。

味はスッキリ辛口、香り立つ吟醸系のお酒が得意な蔵である。

そこに「改良八反流」という酒米を使用するという味付けは誠によい。

「石見銀山」というおみやげ専門のような、一見ちゃらちゃらした名前とは印象が違う。

この意外性はおもしろい。

ということで、最近初めてここのホームページを検索して覗いてみた。

やはり、ちゃらちゃらしている。

トップページにあるのは、バラ酒「イヴレス・ロゼ」と清酒仕込の梅酒「梅の恩返し」である。

がっかりだよっ!という感じである。

ちなみにバラ酒は
バラの花弁色をしたこのバラ酒(薔薇酒)は、特殊製法によるお米だけを使った日本酒に、バラの乾燥花弁を漬け込んだお酒で、酸味と甘味とバラの香りがほどよいバランスをもち、日本酒が苦手な方でもお楽しみいただけるよう開発した低アルコール酒です。
(当社説明より)というもの。

確かに、低アルコール酒、微発泡酒、清酒仕込梅酒は数年前からの流行ではある。

これをやることを頭ごなしには否定しない。

ところが、この商品がトップページとは「がっかりだよ!」なのである。

今回記事のようなおいしいお酒を仕込める水を持ち、また技術的にもそうした杜氏さんを抱えているのに看板には出てこない。

こうした蔵が長期的に、飲み応えがありまた飲みたくなるような良いお酒を作り続けることができるだろうか?

私が杜氏の立場だったらどう思うだろうか?このように思ってしまう。

実はその部分が、このお酒、おいしいんだけど突き詰めると何かが足りない、物足りないと感じる根本なのではなかろうか?などと勝手に思ってしまう。

最近知り合ったお酒に詳しい人と、「やっぱりね」と全く同じ意見で一致したときには2人で大笑いしてしまった。

この足りない何か、本当は何かを言えるけれどここでは教えない。

ただし、この意見はマニア的に見た場合の意見だと言うことである。

はっきり言えることは、このお酒は地元ではわりと入手しやすい。

おみやげで見かけたときは、「何が足りないのか」を飲んで探してみられると、なかなかわからないかもしれないのでおもしろいかもしれない。

「買って損した」ということはあなたがマニアでなければ決してあり得ない、むしろ「買って良かった」と思う可能性が高い、良いお酒である。

一宮酒造有限会社
島根県大田市大田町大田ハ271-2
TEL 0854-82-0057
http://ichinomiya-s.jp/

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2009年03月03日

松本酒造 出雲千代鶴 純米吟醸

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● クリックすると拡大

和歌発祥の地!日本発之宮 “須我神社”のある奥出雲大東町にて
明治26年より営業開始
(当社説明ホームページより)

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● クリックすると拡大

アルコール分  17%
原材料名    米、米麹
精米歩合    55%

この蔵は、島根県のお酒の中で私が最後に出会ったお酒。

蔵に電話したところ、私の住んでいる地域には卸していない・・・というよりもほとんど地元限定の小さな蔵らしい。

結果としてこのシリーズ初めて蔵元を訪問することとなった。

実は蔵元を訪問していなかったのは、ちょっとした理由があるのだが、たいしたことではないのでここでは書かない。

岡酒店さんでも少し前に同様の話になったことがあるのだが、岡さんだけには少しお話しした(笑)。

さて、この蔵元を訪れたところ、置いてあったのは普通酒(三倍増醸酒)、のほか4号瓶で純米吟醸(1550円)、吟醸(1600円)、大吟醸(2800円)。

さてみなさんなら旅の地でどのように考え、どの酒を自分用の土産に買うだろうか?

データは聞いたがほとんど無く、わかるのは精米歩合、純米吟醸(55%)、吟醸(50%)、大吟醸(50%)とある。

このことから想像されるのは、この蔵はある程度伝統的な考え方に基づく、アル添重視の蔵であるということである。

こうした場合、フツーの私ならば、間違いなく吟醸を購入する。

今回は、思い切り遊び心の小悪魔がささやき、純米吟醸を選択した。

この5%の精米歩合の大きさが、この蔵の特徴を出しているに違いない・・・ハズレならハズレでよい・・・そういう考え方だ。

もっといえば、この蔵にとっての「純米」は実質この純米吟醸なのではないか?ということを感じたのだ。

さて、その答えは・・・わかりやすくいえば、木次酒造、赤名酒造、奥出雲酒造の系統だ。

個性はといえば、ほんの微かながらヨード様の苦みが後に残る。

これはひょっとしたら飲みつけている人にはくせになるくせ、隠し味なのかもしれない。

ほんのちょっとしたトリップではあったが、新たな出会いはいつでもいいものだと思った。


松本酒造有限会社
島根県雲南市大東町大東1855
TEL(0854)43−2044
http://www.shimane-sake.or.jp/i-tiyozuru/index.htm

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2009年03月02日

隠岐酒造 隠岐誉 吟醸生貯蔵酒

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 歴史と観光の島「隠岐」に酒造業を残さねばならぬと、西郷酒造組合全員(五社)が共に生き残れる道の最善の手段として、昭和47年10月に企業合同、隠岐酒造鰍設立。同時に公募した酒名が「隠岐誉」であります。
 日本海の孤島「隠岐」は、環境庁選定「名水百撰(壇鏡の滝湧水)」に指定された島根県唯一の地でもあり、冬の日本海を吹き渡るシベリア颪(おろし)を味方に、最新設備の特定名称酒専用蔵での徹底した品質管理の中、和衷協同を社是として常に一歩先を目指します。
毎年、醸される清酒は、その年の米の状態、気候に左右されやすく、常に同じ清酒が生まれる保証はありません。杜氏の長年培ってきた経験と技術、そしてコンピューターを利用した細心なデータ管理がうまく融合して、初めて「納得のいくお酒造り」が出来ると確信しています。「酒質の向上に天上なし」を合言葉に、毎年原点を尊重し、米を磨き、徹底した麹造り、醪管理を愛情と厳しさをもってあたり、五味の調和を大事にしています。又、こまめな手洗い、履物、掃除、消毒等、常に「清潔」を心がけています。
(当社ホームページより)

日本名水百選の島 大満願寺山。
その清冽な伏流水と杜氏の熱い願いが醸した隠岐シャクナゲのような、香しい隠岐の美酒。
(このお酒のラベルより)

さて、この隠岐酒造、5つの蔵が合併しているということがまずは驚きである。

そして、よく飲んでいくとこの元の蔵の個性は未だ持ってそのまま引き継がれているのではないか?と思わせるほど同じ酒造会社内で個性的なお酒が存在する。

さて今回紹介するのは、隠岐誉吟醸生貯蔵酒。

それだけ個性の様々な隠岐酒造のお酒のバリエーションの中で、スッキリした酒質の際だったお酒である。

ただしそのスッキリさはどこから来るのか、本来米と水から生まれたものが洗練される課程でかなり絞り込まれたものなのか、そのあたりはよくわからない。

平成1桁代のころこういう造りに変えてもてはやされたのかもしれないが、現代ではもう少し素直さが見直されており、その分素性が良くなるよう努力が求められている・・・もう一段進化を望みたいお酒でもある。

このお酒は、帰るのが遅くなった日に肴があり、何か飲みたいなと思ったときに買ったもの。

わりあい家から近所の23時まで開店していて、お酒が売っているお店で売っているので重宝する。

300mlというサイズもそこから来ているもの(笑)。

最近では、このお店では酒を購入することは滅多になく、もっぱら22時閉店のお店で別のお酒を購入することが多い。

コンビニにも地酒は置いてあるが、がっかりした答えが見えていることから、22時に間に合わなければ諦めるということなのだ。

そんな事情で飲ませてもらったお酒だから、あんまり悪口を書いてはならんなと、書いてから反省・・・感謝なのだ。

隠岐酒造株式会社
島根県隠岐郡隠岐の島町原田174
TEL 08512−2−1111
http://fish.miracle.ne.jp/okishzou/index.htm

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2009年03月01日

木村酒造 羅浮仙 梅華(うめか)本醸造

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名称の由来
 隋の開皇年中、趙師雄なるもの羅浮山に遊び夕刻林間の酒舗に入ろうとすると、一美人に逢う。 言語は朗らかで、なんともいえない芳香を放っている。依って相携えて酒舗に入り、談笑して酒を飲んでいると、一人の緑衣の童子来たりて歌舞す。 師雄興に乗じて呑み、倒れて眠り起きてみれば、東方は巳に白らみ、身は大きな梅樹の下にあったので夜前の美人は、梅の精であることを知ったと言う伝説から、古来、梅樹の下に美人を描いて「羅浮仙」と名づけたと伝う。 明治年間、弊社醸造酒の商標として使用。今日に至る。
(当社ホームページより)

65%に精白された島根産「五百万石」を原料米に、大江高原の伏流水と一定量に制限された少量の醸造アルコールで醸された清酒です。コクとまろやかな風味をお楽しみください。燗でも冷でも美味しくお飲みいただけます。
(このお酒のラベルより)

当社のホームページの製品ラインナップを見ていて気がつくことがある。

この蔵はアルコール添加に誇りを持っており、本醸造を中心に製品を組み立てていると思われる。

形式重視でなく、味重視の蔵であるとも言える。

実は私が危惧していることの一つに「純米ブーム」のことがある。

「純米」にあらずば酒にあらず・・・、といったことを平気で言う人がいる。

ところが、味づくりを考えたときには、純米にこだわらない方が良いということが往々にしてあるのだ。

酒の作り方、水の質からして、アルコールを微量添加したほうがお酒の味がしまることは多いはずなのだが・・・。

純米造りでできるレベルを追求した上で、最後に味を創る。

かえってこのことは良くお酒のわかった、味のわかった蔵でなければできないことなのかもしれない。

果たして、この羅浮仙 梅華(うめか)本醸造は、普通の蔵ならば、「吟醸」と称して問題ないレベルのお酒を、本醸造と銘打ち、また相応にリーズナブルな価格で提供してくれている。

一言で言うならば、良心的な蔵。

味は、クリアでスッキリ。

淡麗ではなく味わいとふくよかさは持っているが、本醸造として背伸びはしすぎず、香りは吟醸香もあるがやや抑えめ。

料理を選ばず、お酒のおいしさも味わえるバランスの優れたお酒である。

温度帯も広く、冷やしたところから燗(できれば人肌ぐらいまでが良い)までに向く。

同様の温度帯を勧めるお酒が最近増えているが、実は燗酒はお金に糸目をつけないのでなければ、価格とのバランスも重要だと考えている。

差別化の難しい燗酒。

値段をかけすぎずにその味わいを味わおうというのが、本来生活に根ざした日本酒の楽しみ方であると思うのは了見が狭すぎるのだろうか?

いろいろな意味で考えさせてくれるお酒で蔵がとても好きになった。

今後も末永くこの味とこの方針を守ってくれたらと切に願う次第である。

さてその上で、この蔵の醸す特別純米酒も味わってみたい、仮にハズレでも納得がいくなあ・・・と感じた次第。

恐らくこんな風に造っているんだろうという推理でもう一杯飲んだ。

例えばであるが、この本醸造も特別本醸造と銘打ち、アルコール添加の度合いを差別化表示〜例えば通常○%添加のところ、○%のみ添加〜することでアル添のメリットをPRしてほしいな、などとも思う。


木村酒造有限会社
島根県大田市大代町大家1609
TEL 0854-85-2011
http://rafusen.com/

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2009年02月28日

古川酒造 八千矛 純米酒

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出雲大社に鎮座まします大国主大神は、たくさんの別の名をお持ちで、大物主神、大国魂神、八千矛神等があります。
清酒「八千矛」は、この大神の御名を戴き酒名とし、奥出雲の酒造好適米を原料に、出雲大社背後の山々からの水を用いて、伝統の技を持った出雲杜氏が身を浄め醸した酒です。
出雲大社の御神酒としてご用達いたしております。
(下記当社紹介ページより)

【味深く、酔い浅く】
江戸の人々の酒豪ぶりは、今から考えると信じがたいものです。ところがそこにはひとつの理由がありました。
元禄期の『本朝食鑑』に示された酒造法から再現されたところによると、当時の日本酒のアルコール度数は18%ほど。ところが糖分と酸味、旨味となるアミノ酸度はすべて現在の酒の約4倍で、相当に濃厚な味だったようです。
また当時の酒税は造った量に課税されることから、醸造元は検分後に水を加えて増量していました。さらに問屋、小売り屋、居酒屋や料理屋を含めると割り水は最高4回。もちろん各々の買い手が気付かないよう、舌の勘を働かせてのこと。つまり味はそこそこ、アルコール度数は4分の1ほどと推測され、現代のビールと同程度だったというわけです。(小西酒造FujiyamaNETより)
http://www.konishi.co.jp/html/fujiyama/choju_m/index.html

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合     70%

「灘の生一本」という言葉はご存知の方が多いと思うが、灘(神戸市灘区)で醸造された混じりけのないお酒を意味する。

特に江戸時代中期から後期にかけて日本酒の銘酒のブランドだったわけだ。

その「灘の生一本」も実は4倍の割水をしていたということ、ご存知の方は多くはないと思われる。

うろ覚えだが、落語や時代劇で「ここの赤提灯(居酒屋)の出す酒は水っぽくて仕方がない・・・」などとくだを巻くシーンがあったと思う。

また、江戸の安酒屋ではそうであっても高級なところではどうであったか?これも想像が及ぶところである。

つまり、昔の日本酒の味は(特に江戸では)水で割ったがために結果「淡麗な(淡い)」お酒を飲んでいたということと、当時の高級な味のお酒は(割る前提で作られていることからも)極めて濃厚で甘いお酒であったと思われる。

ここで話が飛ぶ。

有名な話では、戦前の経済統制に伴い三倍増醸清酒(アルコールの他に糖類、アミノ酸類を添加)が日本酒の歴史上悪者としてあげられるが、これはあたっている面が半分、外れている面が半分だと私は考えている。

三倍増醸清酒が日本酒の持つ甘ったるい、飲んだ後で頭が痛くなる等の悪いイメージを形成した酒であることは否定しない。

だが、その甘ったるさは戦前の当たり前の純米酒、お酒とはかくあるべしという味を再現しようとしたものではなかったのか?そういう面も否めないと考えているからだ。

何が言いたいかといえば、昔のお酒、当たり前に純米酒だった時代のお酒の味は、基本的に濃厚甘口。

あとはどれだけ濃厚に造ってどの割合で水で割るか?というものだったと想像されるのである。

ちなみに、「越乃寒梅」に代表される淡麗(辛口)ブームが以前あったのだが、この淡麗さにはワケがある。

新潟はもともと、どっしりとした濃醇な地酒を誇る産地であったが、一方ではこの活性炭濾過を専門職とする「炭屋」(すみや)と呼ばれる職人たちを多く抱える越後杜氏の本拠地でもあった。そのため少量の炭で要領よく色や味を抜く炭掛け(すみがけ)の技術が発達していた。(ウィキペディア 日本酒の歴史より)

この新潟のお酒の歴史を否定するつもりは毛頭ないが、島根のお酒の対極、新潟の淡麗なお酒は、ある意味で見事に作り上げられた、ある意味でお酒の様々な個性を濾過したお酒でもあるのだ。

確かに淡麗なお酒は、例えばアサヒスーパードライが受けたように、食事と合わせやすい。

そういう点ではコストパフォーマンスが高い焼酎ブームも頷ける所ではある。

だが日本酒なりのお酒としての旨さ、食事の脇役に徹しきらない個性も望むのであれば、淡麗なお酒ではいつか物足りなくなってくるはずなのである。

なお、食事とお酒のバランスについては、またこれからいろいろと考えて改めて述べることとしたい。

さて、やっと本題、八千矛についてである。

上記を踏まえてこのお酒の味を述べると、極めて鈍重な味わい。

ズドン、ズシンという感じである。

私はこれを否定しない。

とやかく言う前に「出雲大社の御神酒」である。

ここに歴史の重みが味にでていると評価する。

現代版として、昔の純米酒の造りをすればこういう味になるのだろうという味。

実は出雲大社、近くに日御碕などの漁師町があってこうしたお酒が好まれるという面も否定できないのだが、それはさておきなのである。

発掘された御柱のように、古代や時代を想起させるお酒というのも悪くないではないか?


古川酒造有限会社
島根県出雲市大社町杵築東418番地
TEL(0853)53−2027 
http://www.shimane-sake.or.jp/yatihoko/

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2009年02月27日

赤名酒造 絹の峰 大注連縄の里とんばら純米吟醸

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水清き中国山脈系の山ふところ。風土が醸す地酒の味を大切にした手造りの酒。水と原料を吟味し水晶のように磨き上げた米のエキス。濃醇なコクと香りを楽しめる個性のあるお酒。本物好みの清酒絹乃峰。贈る人の素朴な心が伝わります。
(下記当社紹介ページより)

アルコール分  16〜17% 
原材料名    米、米麹
精米歩合    52%
日本酒度    +4        
使用酒米    佐香錦(地元契約栽培100%)  

このお酒も三谷尊文さんのお店「斬鉄」で飲んだもの。

このたびおおよそ一通りの島根のお酒を飲んで、ちょっと整理がつかないが、なんとなく見えかけてきているものがある。

それは水系や同心円上の地域によって蔵ごとの味の共通した傾向があるのではないかということ。

私の知人TAKESHIさんから、木次酒造:美波太平洋と赤名酒造:絹の峰を勧められており飲みたかったのだが、そのわけがわかったような気がする。

両蔵に共通するのは、お酒のすっきりさ加減、やや甘いと誤認させるようなふくよかさと優しさである。

この共通項がTAKESHIさんの好みにあっているのだろう。

この共通項は、奥出雲酒造:仁多米にも同様の傾向として受け継がれる。

ところが、距離的には近いはずの簸上酒造:簸上正宗になると辛いとわかりやすくやや濃厚な味となり、島根県としてはやや淡麗辛口傾向の吉田酒造:月山の方が味が近くなってしまう。

ところがもっと岡山県よりの青砥酒造:ほろ酔いになると島根県としてはやや淡麗傾向ながら甘口傾向の、まさに岡山県のお酒の傾向に遷移する。

こうしたところにおもしろみを感じている。

このことは、また機会があれば改めて考察してみたい。

さて、この赤名酒造、本当に情報がなく苦戦した。

だが、飲んでなんぼのお酒だが、恐らく蔵の規模は小さなものだと思うが、山椒の小粒のようなぴりりとしたものを感じた。

味はしっかりしており、限られた条件下での丁寧なつくりというものを感じさせる。

規模などからすれば、味をもう少し淡麗傾向に締めた方がよいかな、そうすればもっと人気が出るポテンシャルを持っているのに・・・などと感じるのは余計なお世話だろう。

地元の人々から愛される地元のお酒というのがこの蔵のポリシーなのだろうから。

島根県飯石郡飯南町赤名23
tel:0854-76-2016
http://www.tokusen.info/sake/0016/

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2009年02月26日

古橋酒造:初陣純米酒

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● クリックすると拡大

 明治11年の創業。酒名は初代が17歳のとき、広島藩主お馬廻りとして初陣を飾ったことにちなむ。
 青野山山脈から湧く天然湧水を用いて、但馬杜氏が仕込む地酒として、地元愛飲家ののどを潤してきた。
(日本の名酒事典より)

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合     70%

このお酒も三谷尊文さんの「斬鉄」で飲んだもの。

精米歩合70%というと、当たりはずれがでやすい。

余程造りに自信のある蔵が最近80%精米などを出してきているのも事実、流行の面もある。

一方で精米歩合が大きいということは、米の持つ雑味が残りやすいということでもある。

さてこのお酒の場合はどうだろうか、楽しみが湧く。

果たして、数字の通り米の味がする。

味は、その米の味と何とも言えないとろみ、とろっとした感じの味がする。

そして酸味の強さも特徴、だがその酸味は決して悪くない。

酸味を持ち味としたお酒への素質が垣間見られる。

まだまだ、お米ではなくてお酒の作り方を磨き上げなければならない部分が多いのだろう。

だが磨いた姿を見てみたいな、というお酒でもあるのである。

古橋酒造株式会社
島根県鹿足郡津和野町後田ロ196
TEL (0856)72-0048
http://www.tsuwano.ne.jp/uijin/

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2009年02月25日

財間酒場:高砂 津和野こだわりの酒

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 寛政3年(1791)の創業。酒造地の地名が“白砂”であり、隣の土地が“高崎”と呼ばれていたことから、地名の文字と謡曲“高砂”から名付けられた。山陰のことと称される津和野町内の高台にあるにもかかわらず、井戸から良質で大量の水が得られたことにより酒造業をはじめた。地元にこだわった酒造りひと筋。創業時に蔵のあった場所は資料館となっている。
 津和野の厳しい冬とたぐい稀な名水で育まれた酒質は、味がしっかりしているので和食だけでなく中華料理など、どんな料理とでもあう。
(日本の名酒事典より)

アルコール分  17%
原材料名    米、米麹
使用酒米    津和野産佐香錦

このお酒も三谷尊文さんの「斬鉄」で飲んだもの。

この蔵の代表銘柄は「高砂」と「鴎外」。

斬鉄で「高砂」と紹介してあったので「高砂」の銘柄と整理する。

名前の話から入ると、恐らく「津和野こだわりの酒」と書きたくなるような活動が津和野にあるのではないかと思う、恐らくなのだが・・・。

そう思っていてあえて他のお酒の時に書いたことを改めて書くのだが、「こだわりの酒」という名前を私は好まない。

おそらく「斬鉄」に置いてなければ避けたであろうお酒の名前だ。

本当のこだわりの職人は〜お酒は職人の手によるものだ、そして良い酒はその職人に理解のある蔵元が世に出すものだという考え方によるのだが〜自分のこだわりを万人にひけらかすようなことはしないのではないかと思っている。

料理にしてもそう。

こだわりはそこはかとなく、隠し味的にしてあるのが技・芸の味わいであって、自己主張が過ぎれば嫌味になる。

「こだわり」が本物ならば目立たぬようにすべきだし、「こだわり」が蒐集マニア的なものであれば、滑稽にこてこてにひけらかすべし・・・こう思うのである。

だが、そうした名前の相とは裏腹に、味はなかなかなもの。

特に特徴的に感じたのは、後味で感じる甘み・・・これが何とも甘美なのである。

おいしいお酒を「甘露」と表現することもあるわけだが、そうしたお酒へ向かっての素質の片鱗が感じられる。

ほかのこだわりでないお酒もフツーに味わってみたいと思う。

会社名 株式会社 財間酒場
TEL    0856-72-0039
http://fish.miracle.ne.jp/ohgai/

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2009年02月24日

三櫻酒造 三ツ櫻 純米酒

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色も香も良し コクなら自慢〜♪
三つ揃った三ツ櫻♪
酒は浜田の三ツ櫻♪
(当社CMより)

猪口一つ 思わず二つ 三つ櫻

の愛称で古くから地元地域で親しまれています。

創業 1780年 安永9年
[三櫻の由来]
郷土学者、藤井宗翁により
三宮の桜より三つ櫻と命名

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合    65%

このお酒も三谷尊文さんのお店「斬鉄」で飲んだもの。

この後浜田に行ったときに、フツーのスーパーでコーナーが設けられて売っていたので地元では今でも健在、有名なお酒だと思う。

味については、極端な凸凹が無く、淡いと濃いの中間のようなお酒。

万人受けする味を狙ってのものなのかもしれない。

個人的には、幼いころから繰り返し聞いているキャッチコピーが好きなお酒である。


三櫻酒造株式会社
島根県浜田市黒川町909番地3
TEL(0855)22−0055

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2009年02月23日

右田本店・宗味 歌聖純米

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宗味の故郷益田(ますだ)は、歌聖(かせい)「柿本人麻呂」、画聖(がせい)「雪舟」がこよなく愛した地です。
弊社商品『宗味』の名は、始祖右田右京亮隆正の法号「恩誉宗味」からとったものです。
隆正は元々周防の豪族大内氏の末裔に当たり、石州益田に下り1600年(慶長5年)、七尾城主益田氏の転封による町の衰微を見て、その繁栄を取り戻す為に近在から物資と顧客を集めて市(いち)を始め、これが庶民に愛され「宗味市」と呼ばれるようになりました。
以後、宗味市は益田経済の生命線として永く昭和初期まで続きました。
一方、家業として、清らかな良質の湧水と稔り豊かな風土に着目し、1602年(慶長7年)酒造りを開始したと云われ、以来400余年の星霜を経てきました。こうした伝統と、当社独自の技術を基にした原料米の精選から庫内の手入れに至るまでのキメ細かい手造りの成果は、口あたりや香気の良さだけでなく、美しい自然の恵みが生きた酒に仕上がっています。
(当社ホームページより)

柿本人麻呂
万葉の歌人 柿本人麻呂は飛鳥前期に益田の戸田に生まれたと言われ、この謎の歌人の終焉の地も又益田 高津の鴨島であると伝承されております。
持統、文武の両朝廷に仕え宮廷歌人として「万葉集」に多くの作品を残し、日本文学の聖と呼ばれています。
その歌の美しさ、悲しさ、心情の細やかさは、古今に比類のないもので、日本の和歌は彼によって一つの完成を見たのです。
(歌聖のラベルより)

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合    60%
日本酒度    +3.5
酸  度    2.3
使用酒米    佐香錦
 
このお酒も三谷尊文さんの「斬鉄」で飲んだもの。

数字のデータ以上に、キリリっとした感じが際だつお酒。

高津川の水の影響だろうか、最近、益田・津和野のお酒に出会ってその良さに喜びが多い。

正直なところを申し上げるならば、飲んだ後の残り香にほんのわずかながら雑味を感じた。

ただし、フツーに飲むなら全くわからないか、気にならない程度のものである。

ただ冒頭の写真を見てもらえばよくわかるとおり、瓶の中の残りが少なくなっている。

だからこれが蔵の造りに起因するものなのかどうかまでは私にはわからないし、どちらかといえばそれ以外の要因の可能性も多分にあると思われる。

本当を言えば、ほんの少し飲んだからと言って、「この酒を知っている」と言ってはならないんだと思う。

数種のみ、たくさん飲み、また年を変えて、経て飲みして、やっと「このお酒は・・・」というのが本当なのだと思う。

そういう点で、文章の稚拙も置いておきながら、私がブログで述べていることに全く価値はないし、「まずは飲んでみて」と思う今日この頃なのだ。

もう一度しっかり飲んでみたいな、と思わせるお酒であったことだけは明記しておく。


株式会社右田本店
島根県益田市本町3番30号
TEL0856-23-0028 
http://www13.ocn.ne.jp/~migita/

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2009年02月22日

米田酒造 豊の秋 純米吟醸生

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 創業明治29年。米をはじめとする五穀の豊穣を祈り、芳醇な酒ができることを願ってつけた酒名。造りに当たるのは出雲杜氏。杉製の暖氣樽(だきだる)や麹蓋(こうじぶた)を使用するなど、伝統的な道具と手法での酒造りにこだわる。
 普通酒は、自家精米の地元産酒造好適米・五百万石、神の舞(かんのまい)を使って仕込む。丸味のある旨口酒。特別純米酒は山田錦と改良雄町を55%まで磨いて醸すソフトな味わい。
 純米吟醸「花かんざし」などの吟醸酒には、いずれも兵庫県産山田錦を使用している。「大吟醸」はしずく搾りでつくる辛口の酒。
 全国新酒鑑評会では、現在までに計11回金賞を受賞している。
(日本の名酒事典より)

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合    58%

過去私が飲んだお酒の中で忘れられないお酒がある。

記憶が曖昧なところがあるのだが、平成2年か3年に飲んだこの豊の秋の大吟醸しずく搾りの採番もの。

お酒屋さんの説明では出品酒よりは当然ながら型番落ちなのだけど、かなりそれに近いものを仕入れたものでもある、という説明であった。

なお、そのころはそのお酒屋さんに置いてある豊の秋の棚にしめる比率は今よりも多かったような気がしている。

4合瓶で1桁違うような非常に高価なお酒だったのだが、貯金したお金をはたいて買ったこともあり、飲む前からのドキドキ感は良かったなあ。

これをいつもお世話になっている地酒にこだわりのある居酒屋さんに持ち込み、マスターやお酒好きの友人と飲んだ。

一同、沈黙・・・。

長〜い沈黙・・・。

友人で涙を流したものもいた。

すうっと体に染みていくような口当たり、のど当たり、

旨みは優しく鮮烈で傷みを感じさせずに切り付ける鋭利な刃物を思わせる。

さらに印象的だったのが、のみこんだ後に脳裏に浮かぶ感覚。

まるで雲母のようなキラキラしたものが、さらさらとのどを通過し、また鼻腔の奥に残るような残像を携えている。

お酒の味がおいしいとかおいしくないとかではなく、気持ちいい、心地いいといった感触を全身で味あわせてくれるお酒という印象。

その時のマスターの感想は「お酒の世界が違う。お酒って結局どこで差がつくんだろうね。米、造り、水・・・。」

その時、豊の秋の他3種類程度の銘柄も順々に比べて飲んでみた。

話は尽きることなく、夜遅くまで次から次へとお酒は空いていった。

もう一つの共通した印象が、

「なぜ同じ蔵でこれだけ味が違うんだろうね?」

私の豊の秋に対する評価は、この一言が全てを表していると言える。

また次の年に同じお酒を買ったのだが、昨年のは何だったのだろう、豊の秋の他の酒と同じ味になっている・・・高いだけだ、という印象を持ち、その後同じものは口を付けることが数回ある程度なのだが、当時の味には出会えずじまいである。

厳しい評価になるかもしれないが、トップギアの味は最高、それ以外のお酒は身が入っていない、それなのに値段は高め設定・・・それが私の印象なのだ。

冒頭の説明の通りとすれば、昔ながらの製法にこだわり、一発勝負の酒造りになっているのか、またそのために高コスト体質なのか?それはわからない。

さて、本題の「豊の秋 純米吟醸生」。

値段も規格も違うので単純に比較することそのものがナンセンスと言えばナンセンス。

あえて比較すればと言うことでは、やはり同じ蔵のものとは思えないぐらい印象が違う。

「純米」・・・この蔵は必要最小限のアル添をして酒を締めた方がパフォーマンスが上がるのでは無かろうか?

「吟醸」・・・吟醸酒としてどういう酒が造りたいのかが見えてこない。

「生」・・・生らしさ、フレッシュさが感じられない。

むしろ、何かを取り去りすぎ、そして残ったものを飲んでいるように感じる。

(このことについては根拠がないので書きにくいのだが、今までの他の記事を読んでいただくと、何をどうやって取り去ったのかのヒントが書いてあるのでおわかりいただけると思う。)

またこのことは当蔵の他の吟醸・純米吟醸に共通している特徴ともいえ、場合によってはその痕跡をかぎ取ったこともある。

さて、とても上げては落としての記事になったが、今年の出来はまずまず良さそうである。

その記事を掲載するのはいつになるかわからないのだが、相応にご期待いただきたい。

私にとって追憶のお酒・蔵ということから脱却できるのはいつだろうか?


米田酒造株式会社
島根県松江市東本町3-59
TEL:0852-22-3232 
http://www.toyonoaki.com/index.html


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2009年02月21日

李白 特別本醸造まごころと山廃純米吟醸こだわり

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清酒李白の由来
水と緑のまち松江市は、松平氏十八万六千石の城下町であった面影が今なお鮮やかに息づく静かな水郷の街です。
出雲神話に出てくる酒造りの伝統は、いま出雲杜氏に引き継がれ優れた醸造技術は広く知られています。明治15年に創業した弊社では、この出雲杜氏が古今の酒造技術の巧みな調和から幾多の賞に輝く芳醇でまろやかな清酒李白を醸しつづけてきました。
天から島流しされてこの世にやって来た仙人と呼ばれ、“酒中の仙”とみずから称した唐の詩人李白は、あまた中国詩人の中に一番星と輝いた詩人であります。
松江が生んだ政界の巨星、故若槻礼次郎氏は、また“詩を愛し酒を愛し”とりわけ松江のお酒、李白を愛されました。
昭和五年、晴れのロンドン軍縮会議にも、李白の菰樽をたずさえて朝夕愛飲されました。
清酒李白の名は、克堂こくどう若槻礼次郎氏がみずから酒仙李白に因んで命名された由緒ある酒名です。
※李白(701〜762)
中国、唐代の詩人。中国最高の詩人として杜甫(とほ)と並び称せられ、詩仙又は酒仙とよばれる。性格は豪放で、男気に富み、徹底した放浪の詩人で,酒は生涯を通じて李白文学と哲学の源泉であった。
(当社ホームページより)

        特別本醸造まごころ         山廃純米吟醸こだわり
アルコール分  15〜16%            15〜16%
原材料名    米、米麹、醸造アルコール    米、米麹
精米歩合    58%                 55%
使用酒米    五百万石等              山田錦
使用酵母    9号酵母               (記載なし)

島根県松江市を代表する蔵、李白酒造。

恐らくは料理に入っていたお酒として、私が幼少のころより結果として口にしてきたお酒の1つと思われる。

この2つのお酒は贈答専用銘柄で、2本セットで販売されている。

試しに飲みたくて買ってみた。

感想は???である。

一言で言えば、「ちぐはぐ」と「一致」。

どちらがおいしいかといえば、特別本醸造の方が断然おいしいのである。これが「ちぐはぐ」。
 
特別本醸造は冷やして良し、香りも程良く、燗しても良し。

山廃純米吟醸は冷やして×、燗してまずまず。

燗の温度帯も変えてみたが、特別本醸造の方が受けが広い。

◎温度の表現(飲用温度)
55度前後 飛び切り燗(とびきりかん)
     香りが凝縮し、最も辛口に感じられる。
50度前後 熱燗(あつかん)
     香りはシャープに、味わいはキレがよくなる。
45度前後 上燗
     香りがきりっと締まり、味わいは柔らかさと引き締まりが出る。
40度前後 ぬる燗
     香りが最も大きくなり、味わいにふくらみが出る。
37度前後 人肌燗
     米や麹の香りが引き立ちサラサラとした味わい。
33度前後 日向燗(ひなたかん)
     香りが立ってくる。なめらかな味わい。
常温   冷や
     冷蔵庫などで冷やしたものが「冷や」ではない。
15度前後 涼冷え(すずびえ)
     フルーティーさやフレッシュさが感じられる。
10度前後 花冷え
     最近は「冷や」と区別するために「冷やして」などともいう。
5度前後 雪冷え
     いわゆる「キンキンに冷やした」もの。
(ウィキペディア:日本酒より)

090107chirori.jpg 090107chirori (1).jpg 090107chirori (2).jpg
● クリックすると拡大 我が家の銚釐(チロリ)

<温度の低い燗の時は特にゆっくりまわすようにしてムラができないように気をつける>

さて、やっとお酒の温度の話になる。
(遅いなと思われる向きも多いだろう。)

島根のお酒は総じて旨みが強く、酸度が高いお酒が多い。

つまり、燗上がりするお酒が多いのだ。

実は今回ご紹介していない李白の通常銘柄、「純米吟醸・超特撰」はぬる燗で飲むと極めて酔い心地の良いおすすめのお酒であった。

どこがおすすめかと言えば、割合全国の酒販店で見つけやすい銘柄だったからだ。

現在では、こだわりの酒販店が島根のおいしいお酒を見いだしてくれているので「李白・純米吟醸・超特撰」をそれほどまでおすすめするわけではない。

だが、純米吟醸酒をぬる燗(正確には人肌燗ぐらい)する飲み方は、私はこの「李白・純米吟醸・超特撰」で覚え、もう20年になる。

そういう意味では、私にとってとても思い入れのあるお酒でもあるのだ。

最近では、吟醸、大吟醸クラスのお酒を燗するのは市民権を得てきており、違和感を持たない人が増えてきている。

お酒を冷やしてだけではなく、温めていろいろな楽しみをしようということが大きいのだと思うが、これは島根県のお酒にとっては追い風なわけだ。

お酒の温度の決め方は合わせる料理にもよる。

その料理によっては冷やの方が相性がいいもの・・・これは必ずあるのだ。

もう一つ、あまり聞かないのだが、日本酒を加温して飲むのは、短期間に起こすエージング(熟成)効果の作用も大きいと考えている。

特にぬる燗以下においては、この要素の方が大きいのではないか?

そう考える私の現時点でのもっとも好きな温度帯は「冷や(常温)」になってきている。

マイナス5℃管理が必須のデリケートなお酒を、必要なだけ片口に移し、雪冷え、花冷え、涼冷えとちびりと味見でとどめ、20分以上置いてから本格的に飲む。

片口はあまり口が広すぎない方がよい。

器は・・・と語り出すときりがないので、これはまたいずれかの機会に。

実はこの飲み方、覚えるとお酒と料理の相性に苦労が無くなってくる魔法の飲み方でもあるのだ・・・これはまたいずれ。

こういう基準でお酒を試していくと、「燗がおすすめですよ」というお酒は、本当に燗で人が変わったかのようにおいしくなるお酒がほんの一部、あとはフツーにおいしくなるお酒が大部分ということがわかるようになる。

別のいい方をすれば、燗をしても他のお酒に対して差別化できるぐらい良く造ったお酒というのはほとんどないと言うことだ。

さらにいえば「島根のお酒よ、燗でおいしくなるという売り文句に甘える事なかれ。」ということなのだ。

さて、本題の李白に戻して、特別本醸造は「冷やか冷やしてまたはぬる燗で」とあり、山廃純米吟醸は「ぬる燗で」とある。

これは「一致」である。

特別本醸造の名前は「まごころ」、山廃純米吟醸の名前は「こだわり」・・・山廃純米吟醸は「こだわりすぎて受け入れられなくなった」か?

李白は、素直な純米吟醸とするか、適度なアル添で締めた方が向く水のように感じる・・・これは酒蔵の方針と「ちぐはぐ」。

ところで最後に、私が観光客であれば、「まごころ」とか「こだわり」とかいう名前のお酒は決して買わない。

(そういえば李白酒造はお酒の名称が多すぎてごちゃごちゃしているように思える。)

「まごころ」とか「こだわり」とかいう名前のお酒はうさんくさいというか、本当に「まごころ」「こだわり」なお酒は黙って自分の銘柄と特定名称を述べているだけのはずだからである。

さらに、数値等の必要情報をできるだけ詳しくきちんと表示し、ご託を並べず、黙って飲まれて勝負する、

そうなのだ!!

このブログのようにごちゃごちゃではないお酒が

 「おいしいお酒」 なのだ!!

と気づいたところで、お後がよろしいようで。

李白酒造有限会社
島根県松江市石橋町335
TEL0852−26−5555
http://www.rihaku.co.jp/

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2009年02月20日

岡田屋本店:菊弥栄 美都の風純米吟醸 

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酒蔵のご紹介
清酒“菊弥栄”が造られる酒蔵は、島根県益田市内に位置し、画聖雪舟が第五代住職として勤められ、自ら庭園も造った「龍蔵山医光寺」のすぐ傍閑静な住宅街にあります。
 株式会社岡田屋本店は明治10年に創業し以来「菊弥栄」の意味するところ「日本の弥栄を願う」を柱に蔵人たちが日々人々の弥栄を願い、丹精を込めて造り上げてきた清酒です。歴史は浅いですが、代々桶売り(大手メーカーにノーブランドで酒を提供する事)をすること無く地元でコツコツと販売を続けて参りました。平成10年より米焼酎の製造に着手し、この願いを忘れず日々研究努力を重ねて焼酎でも地元では評価をいただけるようになりました。
心地よい香りと日々の努力に培われた深い味わいは、人々の語らいや四季折々の肴と共に楽しめるお酒です。
わが蔵
初代が酒造りを思い立ったのは、明治維新という激変の社会の中で、平凡に生きる人々の悲しみと喜びをつぶさに見たことがきっかけだったようです。
 それ以来、常に人々の生きる喜びに役立つ酒を念願に造り続けてまいりました。
 二代目は酒造りの科学的な解明を学び、腐造の原因となる火落菌の研究で幾多の報告文や有名蔵元の酵母を分離し、優れた酵母がいかに大切かを発表しました。
 日本民族の誇りと平和な発展を祈って命名された「菊弥栄」は、大地に根を降ろして生き続ける人々に飲み継がれる酒の姿を追い求めています。
(当社ホームページより)

このお酒も三谷尊文さんのお店、斬鉄で初めて飲んだお酒である。

ネット専用で購入できるお酒だと紹介を受けた。

さて味については、益田のお酒らしく、スッキリとしていて無駄がない感じのお酒。

無駄がないということは、十分な肉はついているが無駄がないということであって、旨みは十分に持っているが、余りはないということである。

食中酒としてバランスがとりやすいお酒とも言える。

やはり、小さな蔵が丁寧に作り続けているお酒というのは、良い味がある。

大事にしていきたいお酒、酒蔵と思う。


株式会社 岡田屋本店
島根県益田市染羽町5−7
TEL: 0856-22-0127
http://www.kikuyasaka.co.jp/

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2009年02月19日

下森酒造場:菊露 純米吟醸平家の里

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島根県津和野町、森鴎外や西周を生んだ歴史と文化の観光地から更に奥へ、自然豊かな土地に囲まれて精魂こめて作った銘酒の数々。皆様に喜んで頂けるような品質重視の酒造りを目指して参りました。ぜひ、銘酒「菊露」「しまね寶泉」をご賞味ください。
(当社ホームページより)

このお酒は、とても大好きな松江おでんのお店でおかみさんに勧められて出会うことができた。

ことに最近、島根県の西の果て、津和野・益田方面のお酒との出会いが多いのだが、とてもいい印象を持っている。

この菊露純米吟醸平家の里もその一つ。

お酒に詳しく益田方面に週に何日か行っておられる大ベテランの大先輩と飲んだ際に

「津和野の酒で何だったかな、おいしいのがあるぞ」と言っておられた。

ついぞそのお酒の名前を思い出されることがなかったのだが、ひょっとしたらこのお酒だったのかもしれないと思ったりする。

というのも他の津和野・益田のお酒の名前を列挙したのだが

「それもうまいがそれではない」とおっしゃっていた。

その直後に出会ったのがこのお酒なのだ。

だから大ベテランの大先輩と飲んだ際に私は菊露がいいお酒だとは知っていなかったのだ。

さて全てではないのだが、津和野・益田のお酒は総じて旨みはありつつもスッキリ系のお酒が多い印象を受ける。

日本一の清流、高津川の水の恩恵なのかしらん。

残念だったのは、けっこういろいろ飲んで酔ったあとに出てきたので、細かな印象を覚えていないこと。

これもまた飲みたいな、と思わせるお酒であった・・・たぶん間違いなく・・・と思うのである。

ということで、また探して飲むことになるのだろうが、果たしてフレッシュな状態で出会えるのだろうか?

ここもまたお酒との出会いで楽しいところではある。


合名会社 下森酒造場
島根県鹿足郡津和野町左鐙992
TEL 0856-76-0002
http://sabumi.com/index.php

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2009年02月18日

華泉酒造:津和野盛純米吟醸

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山陰の小京都津和野に蔵を構える合資会社石州酒造は、江戸時代の享保年間に創業銘酒「華 泉(カセン)」と「魁 龍(カイリョウ)」であります。この両蔵が、昭和48年に製造部門を合併し、現在に至っております。
両銘柄とも、270余年の酒造りの伝統を後世に残せるよう、双方独自の路線でお客様のニーズに応えられるよう日々努力致しております。
(島根県酒造組合ホームページ、合資会社石州酒造より)

享保2年(1717)創業。280年以上にわたって津和野の伝統の味を守り続けてきた蔵。山田錦をはじめ厳選された良質の酒造好適米をふんだんに使い、秀峰青野山の伏流水を仕込水に、秋鹿(出雲)杜氏の手によって技と情熱を込めて醸された酒は、愛飲家から高い評価を得ている。
(日本の名酒事典、魁龍:合資会社石州酒造より)

雄大な青野山の伏流水から生まれた津和野の銘酒
一杯目うまい、二杯目深い味わい、三杯目で楽しく明日の活力 
                 作 一石
(華泉酒造のホームページより)

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合    50%
使用酒米    津和野町産佐香錦

どうやら、石州酒造は華泉酒造と名を変えたのであろうか?

上記の内容を読む限りでは、島根、津和野という限定条件の中の奮闘が想像される。

さてこのお酒は、写真の背景が変わったことでわかるとおり、お店で飲んだもの。

このお店の名は「斬鉄」。

そうルパン三世の盟友、石川五右衛門の愛刀、斬鉄剣の斬鉄から名前をとっている。

このお店については、改めて特集を組まねばならない、極めて優れたお店である。

特に島根県の地酒については、9割方(ほぼ10割といっても良かろう)飲み比べできるし、おちょこで安価に試飲もできる。

その徹底振りたるや、半端ではない。

//////////////////////////////

さて、本題の華泉酒造:津和野盛純米吟醸、本来であれば飲めないはずのお酒であった。

三谷さんが、「残りわずかでひねているんですけれど試されますか?」と出してくれたもの。

このあたりの機微に通じたサービスも感動したのだが、三谷さんの見立ての通り、確かにひねていた(これは致し方ない)。

その条件下での印象なのだが、本醸造とも見間違えるようなズドン、ドスンとした骨太の味。

吟醸らしさ、特に吟醸香については極めて押さえられていて引っかかりのある旨みで勝負するタイプのお酒。

その太さたるや、島根県の酒ここにあり、といった感じか。

津和野、益田方面の近年のお酒が、やや現代的な旨みとスッキリさを両立させたものが目立つのに好対照で、伝統的な旨みと濃さで勝負する酒のように思えた。

ただし、この感じ方は逆風参考記録。

改めて飲み直したいな、と思わせるお酒であったということだけは記しておきたい。

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島根県酒造組合
http://www.shimane-sake.or.jp/

華泉酒造合資会社
島根県鹿足郡津和野町後田ロ221
TEL: (0856)−72−0036


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2009年02月17日

誉池月特別純米酒 池月酒造 

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 創業は明治36年。酒名は元暦元年(1184)宇治川の合戦で源頼朝の愛馬として活躍した名馬「生唼(いけずき)」にちなみ“いけずき”とし、わかりやすい漢字を当てて「池月」とした。
 出雲杜氏が、島根県境、出羽川・江の川が流れる羽須美の里で、中国山地の伏流水を使用して仕込む。
 原料米には地元産の五百万石や佐香錦、兵庫県産の山田錦を使用。水、米、杜氏の技の三拍子揃った美酒とされている。
(日本の名酒事典より)

アルコール分  16〜17%
原材料名    米、米麹、醸造アルコール
日本酒度    +5.5
精米歩合    55%
使用酒米    五百万石

先に言おう。

私はこの誉池月、特に本醸造以上のものは好きである。

特段変わったことのない、特別おいしいわけではない・・・ふとそう思わせる瞬間もあるお酒である。

だが同時に、限られた条件の中でできるだけベストを尽くそうとしているのではないか?そう感じさせる瞬間も持っているお酒だからである。

この特別純米酒、数値以上に旨みを強く感じ、思ったよりも旨口、甘口に感じさせるお酒でもある。

ところがこれが嫌みがない。

まじめに、まじめに進み続ける、そんな酒。

安心感の強さ。

地元の人から間違いなく愛されているお酒だと思う、きっと。

飲んで、酔って、安らかになれるお酒。

そうした姿勢は当社のホームページにも出ている。

数値表示などをこれほどまでに定型化し、わかりやすく、愚直なまでに示している蔵があるだろうか?

最後にもう一度言おう。

私はこういった蔵が好きなのである。

※実はこの蔵のかなり高級な部類のお酒に挑戦したことがないのを整理して気がついた。いずれ試してみたい。


池月酒造株式会社(末田酒店)
島根県邑智郡邑南町阿須那1-3
Tel 0855-88-0008
http://ikezuki.com/

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2009年02月07日

板倉酒造 天穏・馨(かおる)・特別純米辛口

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創業は明治4年。代を重ね酒造りの歴史は130有余年。酒名『天穏』は日蓮宗の経文から抜粋して命名した由緒あるものです。 
“味と香りに生きる手造りの酒”をモットーに、原料の酒米は良質の五百万石、神の舞、新品種佐香錦など島根県産米並びに兵庫県山田錦米を使用しています。
全国新酒鑑評会で過去9回金賞受賞蔵。当地出雲は出雲風土記にもありますように、酒造りの発祥の地として松尾神社もあり、出雲を代表する銘酒として多くの人に親しまれています。
杜氏(とうじ)の長崎芳久は出雲杜氏であり、松尾神社地元出身です。平成11年に迎え本人の酒造銘酒「天穏」は、きっと皆様にご満足いただけるものと存じます。
(当社ホームページより)

味と香りに生きる手造りの酒”というモットーはストレートで好感を持った。

まさにそのとおりに味と香りが「馨」っているのではなかろうか?

アルコール分  15.5%と15〜16%の二重表示・・・×
原材料名    米、米麹
日本酒度    +10
精米歩合    55%
使用酒米    佐香錦
使用酵母    島根K−1

味と名称・表示の違和感がないという一本筋の通ったお酒である。

ずっと以前に味わったときとは印象が180°変わったという感じだ。

まだまだ伸びるかもしれないという期待感を抱かせてくれる。

1つだけ注文がある。

熱燗酒・馨
醪を低温で醗酵させて、甘さを削ぎ落した辛口の純米酒です。是非、燗でお楽しみ下さい。
(当社ホームページより)

ホームページにはこのように記載してあった。

確かに燗しても悪くはない。

また改めて書きたいと思うが、島根県のお酒の大半に共通して言えるのは燗上がりする酒が多いということである。

ところが、この馨は燗上がりするものの、その特徴である香りを考えれば必ずしも燗が得策とは言えないのではないか?

販売していたお店でも「熱燗」がおすすめですよと言われたのだが・・・。

この「馨」の、島根県のお酒の大半が持っていないスッキリさ加減を特徴として活かす気があるのならば、「熱燗」をおすすめとするのは、少々お遊びが過ぎるのではないか?

率直にそう感じた。

酒は良い、しかしセールスポイントに疑問。

そういうことである。


板倉酒造 有限会社
島根県出雲市塩冶町468番地
TEL (0853)21-0434 
http://www.tenon.jp/


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posted by ヤマトシジミ at 23:14| Comment(0) | 1-6島根のお酒・地酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

國暉酒造 國暉 純米生

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● クリックすると拡大

 明治7年の創業。出雲杜氏の里として知られ、酒造りには出雲杜氏があたる。蔵は松江藩主松平家の土蔵を譲り受け、移築改造したもの。
 甑(こしき)による蒸米造り、箱麹(はここうじ)法、蓋麹(ふたこうじ)法による製麹(せいさく)、槽(ふね)を使った搾りなど、伝統的な手作りにこだわっている。
平成2〜4、7〜9、11〜13年度全国新酒鑑評会金賞受賞。
(日本の名酒事典より)

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
精米歩合    58%

島根県松江の居酒屋、なかでも数多あるおでん屋にはいると、良く聞こえてくるのが、お酒の銘柄についての話題。

特にベテラン勢は「やはり豊の秋に限る」とか「いや李白のものだ」とか、結局は「ずっとこれだから」と各々の慣れた味の偉大さに話は落ち着くことになる。

さらに「豊の秋」「李白」に負けず劣らず話題に参戦してくるのが、この「國暉」なのだ。

止まっている「松江おでん探求」は近日、本格スタートするよ、と予告編をさらりと入れつつ、この3つの酒蔵が松江おでんにとって重要な脇役であり、主役であることをちょこっと触れておく。

さてこの國暉の特徴はと言えば、松江のお酒としては、ほんの気持ちだけ旨みを押さえた味と言えばよいだろうか?

他の2つの蔵がこれでもか、これでもかという濃厚な味で迫ってくるのに対し、國暉は少しおとなしめである。

その國暉がつくる純米酒と言うことであるが、蔵の味造りの方針を受けてか、とても抑えめの味。

淡麗ではないのだが、料理を邪魔しないよう自己主張を抑えて抑制した造りとなっている。

やはり、松江の蔵のお酒は(高級銘柄酒は別として)本醸造が本命、燗上がりする酒という整理の方がよいのかもしれない。

燗やお酒の温度については、近いうちに記事にしようと思う。

さて、悲しいことに日本の名酒事典に掲載されている松江の蔵のうち、天祐、都乃花と2つの蔵がなくなっている。

松江に限らない、全国の酒蔵で経営が楽なところはないらしい。

3つの蔵とも文化的な面を含めて、末永くがんばって欲しいと思っている。

ただし、そのためには今の努力レベル(あるいは方向性)でよいのだろうか?

それには疑問が残る。

國暉酒造有限会社
島根県松江市東茶町8
TEL:0852−25−0123
http://www.kokki.jp/

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2009年01月25日

金鳳酒造 金鳳 本醸造生酒

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● クリックすると拡大

 明治2年の創業。酒名は古代中国で聖人とともに現れたとされる“鳳凰”に由来する。不老不死の幻の霊鳥・鳳凰の一字“鳳”に“金”を冠してつけられた。
 酒質は旨みが際だっているのが特徴で、すっきりとした後味を目指している。兵庫県産の山田錦を大吟醸に使用する以外、全て豊かな自然で育てられた島根の米を使用している。特に純米酒には新しい酒米・佐香錦を用いている。また本醸造酒や普通酒にわずかに添加するアルコールも米アルコールを使用し、“米の命を旨さに生かす”酒造りがモットー。
(日本の名酒事典より)

♪や〜まは〜だいせん〜、おさけは〜きんぽぉう〜

こちら島根県ではローカルCMでおなじみの酒造会社である。

酒名としては、「金鳳」のほか、「へるん」を主力といって良いだろう。

当社のホームページを見れば「へるん」(小泉八雲、ラフカディオ・ハーン)への思いの強さが伝わってくる。

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹、醸造アルコール
精米歩合    60%

精米歩合などからすれば、特別本醸造あるいは吟醸と名乗る蔵もあるかも知れない水準。

このあたりは当社の良心的な部分から来ているのだろうか?

すぅーっと軽いタッチで香りよく、ほんのり甘い味が特徴。

旨みは島根県としては淡い感じもあるが他県産と比べたら、濃い方だろう。

甘さに不快感はない。

この味のバランスは、当社の伝統として守り続けていこうとしているものだと思う。

どちらかといえば、岡山県に近い味か?

当社のホームページには「冷やでもよし、燗でもよし」とあったが、私の好みでいえば、しっかり冷やして飲むのがこの酒の個性の活かし方だと思う。


金鳳酒造有限会社
島根県安来市清井町343
Tel:0854-27-0111
http://www.kinpo.jp/

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2009年01月24日

都錦酒造 自然酒 特別純米

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● クリックすると拡大

明治17年創業。この地方は万葉のころ、石見国都濃郷と呼ばれており、そこから一字をとって命名。出雲杜氏が仕込むすっきりとした口当たりの良い酒。
全国新酒鑑評会の金賞常連蔵で、平成に入ってからは3〜5、9、14年度に受賞。
(日本の名酒事典より)

(酒名で日本の名酒事典及びウェブから拾えるもの、またその説明)
酒名:「自然酒」「生粋吟醸純米」「神話の出雲」「醪(もろみ)のしずく」「景気上昇」
○サッカー・ファンのための純米吟醸「野人」や野球ファンのための「横浜(ハマ)の大魔神など、イベントにはもってこいの酒もあります。
○“大魔神”佐々木にちなんで造られた島根県の特別純米酒「横浜(ハマ)の大魔神」〔都錦酒造〕は、98年10月から99年2月までの間だけでも12万8000本の大ヒット。 気をよくしたのか、第2弾「横浜(ハマ)の司令塔」という吟醸酒までも登場し、二匹目のどじょうを狙っています…。
○「しずく酒 徳」「山廃純米大吟醸 雫」「万葉蔵純米大吟醸」「五百万石大吟醸」「もろみの響」「ぼたん酒」「朝しぼり生原酒」


これはごく一部のハズ)なのだが、なんともまあ、過去から現在にかけてたくさんの“芸名”をお持ちで本名不詳となっていることか。

ボクがネーミングに関して何か文句を言うとお思いの方も多いと思うが、ここに対してはあえていわない。

「本品は米どころ島根県中山間地の篤農家との契約により、農薬や除草剤等一切の薬剤を使用せず、昔ながらの農法により栽培された酒造好適米、五百万石を100%使って醸した特別純米酒です。
「出雲杜氏」岩成重徳の精魂込めた手作りによる、「スッキリした中にもコクのある美味しさ」をお楽しみいただけます。」
(ラベル裏面より)
「奥出雲中山間地で栽培された無農薬の「五百万石」を使用した手作り特別純米酒。
ふくよかな辛口の口当たりの良い酒。」
(当社ホームページより)

アルコール分  14.5%または14〜15%の二重表示
原材料名    米、米麹
日本酒度    ±0
酸  度    1.8
精米歩合    60%
使用酒米    五百万石

当社の表示については、つっこみ所満載である。

改善をされた方がよいのではないかと心配する。

まず、アルコール分の表示。

素人なのでわからないし、これでも良いかもしれないが14.5%という表示と14〜15%という表示と2種類あるのは紛らわしい。
(専門的にはこれでよいかもしれないが、消費者は基本的に専門的でない。)

次に「ふくよかな辛口の口当たりの良い酒」という説明について。

日本酒度±0、酸度1.8であることもあり、一般的には「辛口」の表現はちょっと無理があるのではないか?

私の知っている辛口の範疇ではなかったとだけ記載しておく。

次に酒米の産地について。

こだわりの酒にあっては現在のトレンドは○○地区というところまでこだわるのが当たり前になってきている。

産地表示の問題では、「島根県中山間地」は違法では全くない。

ただし「こだわりのもの」であると思う人は事情がわかっていればまずいないと思う。

ホームページで探すとかろうじて「奥出雲」とあるが、奥出雲とはかなり広範囲な地域を指す。

せめて町名までは表示するのが最低限であろう。

これで島根県内を知らない人などを対象に、「いかにも限定しているように見せかける」のはいかがなものかと感じた。

(中略)

さて、つらつらと思いを巡らす。

やはり蔵を支えるのは酒造りでも経営でも間違いない、人間なのだなあ・・・。

1人の人間をとってみても能力には限りがあり、どこに力を割くか〜人づきあいに割くのか、愚直な作業に割くのか、アピールをがんばるのか、地道にものをつくるのか〜はとても重要な問題。

私は不器用でもきまじめに生きる職人のような人間が好きなのだ。

お酒のあり方はその人間の生き方の延長線上にあるとも言えるし、人間の生き様の集約はお酒の様(さま)にあるとも言える。

果たして自分はどの程度、自分の好む生き方ができているのだろうか・・・?

得てして生きたいようには生きられないもんだなあ・・・。

飲みながら、そういうことを深く考えさせてくれる酒であったことに心から感謝をしたい。


都錦酒造株式会社
所在地 江津市嘉久志町1415
電話番号 0855‐52‐2129
http://www.miyakonishiki.co.jp/


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2009年01月23日

玉櫻酒造 五百万石 純米酒

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● クリックすると拡大

 明治25年創業。酒名は、花見の宴で舞い散った花びらが1枚、杯に浮かび、玉のように美しく輝いたというエピソードに由来してつけられた。
 但馬杜氏が中国山地の伏流水で仕込む。旨口の普通酒はのどごしのよさが自慢の酒。淡麗辛口の吟醸酒「志都の岩屋」は華やかな吟醸香と豊かな味わいを持つ。
 平成9・10年全国新酒鑑評会金賞受賞。
(日本の名酒事典より)

詳しくは書かないが、この玉櫻酒造のある邑南町にはご縁があり、度々訪れている。

もう何年も前になるのだが、ある時、我が家から3時間程度離れた当地に泊まりがけで行く用事ができた。

時間にゆとりがたっぷりあったので、蔵元を訪ねてみることにしたのだ。

まだ雪深い季節、杉玉も昨年のがぶら下がったまま。

祖父の代からのご縁もちょっとだけあることから、蔵元と酒以外の話も酒の話も意気投合したのを覚えている。

そのとき、試飲させてもらったのが大吟醸の上漕直前のもの。

これがなんとも「うまい!!」

玉櫻の本当の実力を垣間見た瞬間だったのだ。

三倍増醸清酒
米と米麹で作ったもろみに清酒と同濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れ、これに糖類(ぶどう糖・水あめ)、酸味料(乳酸・こはく酸など)、グルタミン酸ソーダなどを添加して味を調える。こうしてできた増醸酒は約3倍に増量されているため、三倍増醸酒・三倍増醸清酒などと呼ばれる。三倍増醸清酒は、そのままの状態で出荷されることはなく、アルコールを添加した清酒などとブレンドされて製品化される。(ウィキペディアより)

三倍増醸清酒は略して三増酒ともいう。

当時の玉櫻はこの三増酒を主力製品にしていた。

三増酒は戦時中の食糧難の時代に考え出された醸造法なのだが、その後、この味に慣れた人が増えてしまい、蔵元もなかなかこの味から変化できなくなったという歴史もあるものなのである。

実は、ここに酒に限らない、島根の味の秘密の一つがあるとにらんでいるのだがこれは別の機会に述べたい。

「経営の問題、それに昔からついてくれてるお客さんもいるし、味を変えたいんだけど、踏み切れないんです。」

こういう話をしてくれたと思う。

この話は、多かれ少なかれ全ての蔵で抱えているのではないか?

また
「跡継ぎが帰ってくるので全国に通用するようなお酒造りができるようになるんじゃないかと期待しとるんです。」

その前後、ネーミングの凝ったものが増える方向に行き、いわばネーミングは粗製濫造。

「玉櫻かどうか、よ〜く見ないとわからない酒ではブランドになりませんよ。例えば○○は・・・。」

なんて話題も盛り上がったなあ。

その後、すこしずつ純米、純米吟醸酒の腕をあげていったのをウォッチし続けている。

アルコール分  15%
原材料名    米、米麹
精米歩合    65%
使用酒米    五百万石

「玉櫻酒造 五百万石 純米酒」は2年ぶりに味わったものだが、また腕が上がっている。

300mlの小瓶でこれなのだから、大きな瓶はもっと期待が持てようというもの。

「昔からついてくれてるお客さん」の好みは広島風の甘口好みである。

そうした昔なじみも満足させつつ、どちらかといえば骨太の濃醇辛口な酒を目指している姿が浮かぶ。

使用酒米として五百万石を選択していることにもその一端が伺われる。

五百万石を使った酒は酒質がすっきり・・・という表現がホームページ上にあったが、ボクは必ずしもそうなるとは思わない、というよりもむしろどすんとした味になる方が多いんじゃないかと思う。

すっきり狙いなら、もう少し若さんがなれてきたら、神の舞、佐香錦もすこしだけやってみてもいいかもしれない。

ただしご存知のとおり難しいけど。

ネーミングについては、ほとんどが玉櫻ということがわかるようなネーミングに変更。

たぶん、いいアドバイスをしてくれた人(たぶん売り酒屋さん)がいたんだろうね、それを聞き入れる度量があったんだろうね。

まだまだ、伸びると予感させてくれる酒が「玉櫻酒造 五百万石 純米酒」。

今度は4合瓶以上の別のものを探して試してみたいな、と思う。

最後にすこしだけ意見を。

販売先の酒屋さんは管理の良いところに絞っていった方が良いと思うよ。


玉櫻酒造有限会社
島根県邑智郡邑南町原村148
TEL 0855-83-0015
http://www.tamazakura.com/
http://www.mizuho-style.com/shop/tamazakura/index.html

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2009年01月20日

木次酒造 美波太平洋 純米無濾過生原酒

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● クリックすると拡大

 創業は大正12年(1923年)。神話、八岐大蛇(やまたのおろち)伝説の舞台、山紫水明の地・奥出雲の中心部に位置する木次(きすき)町で酒造りを始めて70有余年の歴史を刻んでいます。
 代表銘柄「美波太平洋」の元の名は「南太平洋」で、創業時、銘柄は大きな名でという想いの下、宏遠な南太平洋の美しい海原をイメージして、より良い酒を醸造したいという願いを込めて命名したものです。昭和20年代に、「南」を「美波」に変えました。美波は「みなみ」とも「びば」とも読め、びばは「万歳」という意味のイタリア語、「VIVA」にも通じ、美しい波の太平洋、宏大で万歳を叫びたくなる太平洋が当社の目指す酒のイメージにぴったりであったからです。
(当社ホームページより)
なお、全国新酒鑑評会金賞受賞は度々。

このお酒はコメントをくださったaokiさんが教えてくれた岡酒店で購入。

有限会社 岡酒店
住所:松江市天神町45
営業時間:9:00〜20:00
TEL.0852-21-3235

岡酒店については、いずれきちんと記事にしたい良いお店。

島根の地酒のうち良質なものの取扱に関しては、おそらくトップグループであろう。

aokiさん、いいお店をご紹介いただいてありがとうございました。


アルコール分  19〜20%
原材料名    米、米麹
日本酒度    +9
精米歩合    65%
使用酒米    五百万石

この酒はいい。

まだまだ発展途上でもあるとおもわれる点にも期待が持てる。

スッキリしており旨み成分のぜい肉部分がそぎ落とされたとてもシャープな酒。

かと思いきや、後から旨みがふわぁっと来る。

飲み口の音でいうと、クッ、スパッ、フワァッという感じ。

酔い加減も悪くない。

ほんわりしあわせぇ〜な気分にさせてくれる。


辛口の純米酒です。お米の旨みが感じられる濃醇な味わいで、切れの良い後味が特徴です。10℃前後に冷やしてすっきり感を、ぬる燗でしっかりした味わいをお楽しみください。
(ラベルの説明文より)

ここまでくればあと一歩を望んでしまう。

お酒を口に含み、のどに駆け抜けるときに、極めて良いお酒のときにだけ感じることのできるキラキラ感、これがまだまだなのだ。

キラキラ感の違いを味わうにはラベルに記載の10℃から涼冷え(すずひえ)といわれる15℃ぐらいで飲むのがよい。

まるで万華鏡のような、あるいは粒子状の砂金が口中に広がるようなイメージが出てくるようになったら、この方向のお酒としては最上である。

近いうちに純米吟醸も試してみようかと思うのだが、どうだろう?

ワクワクとした期待を抱かせてくれるお酒である。

ただし、値段的にはこの「純米無濾過生原酒」の価格でキラキラ感に挑戦してもらいたいものである。

ところで、ラベルの説明にもあるのだが、「ぬる燗」を勧めてあった。

このことについては、別の記事で詳しく考えてみたいのだが、島根県の酒にとって、総じて純米酒、吟醸酒の「ぬる燗」が「ブーム」になっているのは追い風である。

ただし、ここでよく考えなければならないことがあるということだけここでは述べておくことにする。


さて、話は変わって、当社のホームページ、これがいただけない。

成長盛りでここまで手が回らないのかなとも思うが、それならば手を広げてはならないところに手を広げている感もある。

具体的には、「うん、何?」を最前面に出していること。

地元のつきあいもあろうが、限定700本の酒は当社の看板とすべきお酒なのだろうか?

また映画のタイトル自体が、おやじ臭い駄洒落であり、決して好感が持てるものではない。

ついでにいえば「ソムリエ田崎真也氏の高い評価」・・・これは看板にならない。

近年の氏はなんでも「おいしいといっている」あるいは「雑穀酢ですらプロデュースしている」ということで、評価を落としているからだ。

そのレベルの「お墨付き」で食いついてくるような「わからない人」を対象に商売したいという意思表示ならばかまわないのだけれど。

こういうことに力を注いで、本来看板にすべき「純米無濾過生原酒」
の情報が出てこないのは、力の注ぎ方のバランスに狂いがある、
という指摘をしておいて間違いなかろう。


木次酒造株式会社
島根県雲南市木次町木次477-1
TEL 0854-42-0072
http://www.kisukisyuzou.com/


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2009年01月18日

竹下本店 出雲誉 日本酒 上撰

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● クリックすると拡大

慶応2年(1866)の創業。出雲の地にふさわしい代表的な銘酒になるようにと昭和53年に命名された。熟練した出雲杜氏により昔ながらの手作りで、山田錦を使用して低温で長期熟成で醸される。芳醇な香りとまろやかな口当たりのすっきりとした酒造りがモットー。
(日本の名酒事典より)

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● クリックすると拡大

しっかりとした造りがふくらみのあるコクを生みまろやかな味わいに仕上がった 日本酒 上撰 【出雲誉】
心地いい飲み口が安心感を抱かせるでしょう。「たしかにぃ〜
蔵元竹下家十二代当主竹下登(第七十四代内閣総理大臣)の孫息子DAIGOサイン入り得意のロックポーズラベルにと遊んでみました。「マジっすかぁ〜
常温またはしてお飲みいただければ日本酒出雲誉】をガチにお楽しみいただけますうぃっしゅ!
(同封の当社商品説明より)

この製品のウリ・見所はなんといってもラベルに限る。

すんごく売れているんだそうである。「マジっすかぁ〜」

騙されたと思って大枚390円をはたいて買ってみた。「たしかにぃ〜」

常温でまた燗してガチで飲んでみたのだが、味に関するガチなコメントは避けておくことにするうぃっしゅ

////////////////////////////

余談だが、私が日本酒にこだわる最大の要素は、味ではなくて酔い心地、酔い機嫌、酔い加減、酔い覚め心地

これが日本酒の最大の分かれ目であって、これは利き酒では判別できない、私が利き酒を嫌う最大の理由である。

味がおいしくても、この要素がいまいちなお酒はゴマンとある。

これについてはまた改めて好事例の際に紹介したい。

※この酒のとばっちりを受けた格好のお酒(の記事、蔵元)と家族に深謝。




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ラベル:出雲誉 竹下本店
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2009年01月17日

奥出雲酒造 仁多米純米

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● クリックすると拡大

いつもの『日本の名酒事典』で入り口を押さえようとしたところ、奥出雲酒造の記載がない。

珍しいこともあるもんだな・・・と思って当社のホームページをのぞいた。

<会社概要>
会社名:奥出雲酒造株式会社
本社:島根県仁多郡奥出雲町亀嵩1380-1
TEL:0854-57-0888
設立:平成16年7月22日(社名変更年月日)
資本金:1,000万円
役員:代表取締役 岩田一郎(奥出雲町町長)
    取締役 山下博徳(奥出雲町助役)
    取締役 和泉一朗(奥出雲町収入役)
従業員数:8名(平成17年6月1日現在)
http://www.okuizumosyuzou.com/shouhin.html

下線部のとおり、そういうことだったんだと納得。

なんでも町内の酒蔵が傾いたときに第3セクター方式で営業継続をしたんだそうだ。

それで以前の情報を探してみるがみつからない。

酒蔵を見るときにはその酒蔵の歴史などを大事にする酒飲みも多い。

差し障りのない形で情報提供しておく方が商品価値が高まるのではないか?

アルコール分  15〜16%
原材料名    米、米麹
日本酒度    +3.5
酸度      1.7
精米歩合    70%
使用酒米    五百万石

味は日本酒度に見えるとおりで、やや甘口に感じられる。

酸度からするとすこし意外なぐらい淡麗甘口・・・いやいや後味でしっかりした味が来る、やはり淡麗ではなかった。

しかしながら、立地も影響しているのか、やや広島・・・というよりも岡山の影響を受けているような味の仕上げに思われる。

岡山のお酒は、とても優しい味。

あえて銘柄は伏せるが、予算が許せば良い蔵元の純米吟醸をしっかり冷やし目にして飲むと、その素直な味から料理を邪魔せず、バランスがとりやすい。

そういった系統の味に感じた。

ひょっとして、近親憎悪というか、近隣の簸上正宗に対抗してこういう酒造りにもしているんだろうか?とも想像してみたりする。

ところで余談。

仁多米というと、本来は旧仁多町産のコシヒカリのことをいうのが通例。

餅米や酒米も従来からつくられているが、それを仁多米ブランドとしては出していなかったハズ。

裏のラベルを見ると使用酒米の表示がない。

ホームページを見ると、1カ所だけ五百万石が使われているという表示がしてあった。

宮城の方では食用米のササニシキを使った酒などがずいぶん以前からあるなど、珍しい話ではない。

私のようなうっかり者は、ひょっとしてコシヒカリ使用の酒なのだろうか?とか考えてしまう。

酒名を変えた方がよい、などと大それたことを言うつもりはないが、使用米表示をしておかねば誤解を招きかねない

ホームページの他のページには仁多米(コシヒカリ)が金賞受賞したことなども書いてある。

混同を誘っているとまでは思わないが、現代の食品表示の考え方からするともう少し工夫が必要であろう。



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2009年01月16日

青砥酒造 ほろ酔い だんだん 本醸造

080107horoyoi.jpg 080107horoyoi (1).jpg 080107horoyoi (2).jpg
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青砥酒造も『日本の名酒事典』には掲載がない。

ボクも昔から知っている蔵で、なぜ載ってないのかは不明。

ただし、ボクの印象はあまり良いものではなかった。

蔵のホームページから紹介する。

(以下引用)
創業110年 歴史の語る確かな味わい
島根県安来市の奥深く、豊かな自然にかこまれた、小さな酒蔵です。
豊富で良質な地下水と、お酒の味を決める麹米に 全国的にも有名な島根の仁多米を使い腕のいい杜氏が、丹誠込めて作っています。
平成2・10年度全国新酒鑑評会金賞受賞
(さらに以下引用)
大自然の恵み、清水のような喉ごしと何ものにも代えられない香り、旨みを持つ清酒「ほろ酔い」
こだわる人の美覚に応える酒
美酒を見つける楽しみ、そんな出会いの喜びをあの方にお伝えください
心に響く味、それが清酒「ほろ酔い」です。
(引用終わり)

アルコール分  14〜15%
原材料名    米、米麹、醸造アルコール
精米歩合    65%
使用酒米    佐香錦

味はすっきり、やや甘みを感じさせるもの。

近時、純米系の酒を試したことはないが、アル添酒(本醸造)でこの感じであれば、おそらくもっと甘みと旨みを感じさせるものになる可能性があるが試してみたいと思わせる素直な味を持っている。

アル添はむしろプラスに働いている可能性があると感じる。

雑味はこの商品の値段、容量(300ml)からすれば少ないと思われる。

これはおそらく僅かに濾過を効かせ目にしているのではないか?という面も感じるのだが、味わいを失った平面的な酒になっているわけでは決してない。

コストパフォーマンスを考えれば悪くない味造りの作戦だと思われる。

美酒を見つける楽しみ、そんな出会いの喜びをあの方にお伝えください

まさにこのブログで島根のお酒の図鑑をつくってみようと思い立ったきっかけのお酒がこの「青砥酒造 ほろ酔い だんだん 本醸造」。

当社のホームページを見れば、まさにこのように書いてあるではないか!・・・、これは後付でわかったことなのだが。

久々に実際に飲んでみて見直したのがこの「青砥酒造 ほろ酔い だんだん 本醸造」だったのだ。

ただし、ボクの酒選びの好みでいけば、「だんだん」というネーミングはそれだけで「あっ、おいしくないな」と感じてしまう。

連続テレビ小説「だんだん」を先取りしたものなのか、それとも単純に方言の「ありがとう」をとりいれたのだろう。

だがそんなことよりも、長期低落傾向の日本酒業界で大事にすべきは本当に自分の蔵を気に入ってくれたベテランだけど冒険はしない酒飲みとその予備軍の定まっていないがいろいろ冒険をしてくれる若手オタク系(こだわり系)酒飲みであって、そこでは硬派なこだわりが受けることに優良な酒蔵は気づいて欲しいのだ。

110年の伝統からすれば、長く使っている「ほろ酔い」にこだわりが足りないな、と感じるからだ。(これは是非原点回帰してほしい、味はもう少し進化して欲しい。)

良い印象を持っていなかったのに試してみたら「いけるじゃない」。

料理を邪魔しない、控えめな味というのもいいんじゃない?

こういう出会いは楽しいし、人にも伝えたくなるものだと思う。

それ故のもったいなさを感じる。

ホームページ上も更新がなされておらず、関心を持った人に対しては実に不親切とも言える。

ポテンシャルがあり、味的にもさらなる進化で全国銘柄も目指せそうな蔵なのだから、ここはひとつがんばって欲しいな。


青砥酒造有限会社
島根県安来市広瀬布部1164-4  
電 話 : (0854)36-0006(代)
http://www.shimane-sake.or.jp/horoyoi/
http://www15.ocn.ne.jp/~horoyoi/index.html


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2009年01月15日

加茂福酒造 加茂福 特別純米 遊邑酒人

080107kamofuku.jpg
● クリックすると拡大

 大正11年創業。町内にある加茂神社にあやかり命名された。地元で酒造好適米の栽培を行い、一貫して地域に根ざした“自米地酒”造りを続けている蔵。数年前から蔵元自らが造りに当たっている。
 (中略)
 18世紀の文献を紐とき、米のみを液化させる製造法を再現した極甘口の酒「古代酒」や、ユニークなネーミングの純米酒「死神」がある。全国新酒鑑評会6年連続金賞受賞。
(日本の名酒事典より)

写真の「加茂福 特別純米 遊邑酒人」については、
 加茂福のご近所、邑南町井原 片田地区の山田錦(60l精白)を使用しました特別純米酒です。冷やでもぬる燗(40℃)でも、のど越しスッキリでとても呑みやすく出来上がりました。
 日本酒度 +8の辛口です。
(加茂福酒造ホームページより)

アルコール分  15.5%
原材料名    米、米麹
日本酒度    +8
精米歩合    60%
使用酒米    島根県邑南町片田地区産山田錦

加茂福は、意見の分かれる酒造りと営業戦略を持った蔵、

一言で総括すればそういうことになる。

味としては個性的で、私はたまに気分を変えて飲むのなら好きである。

それなのにネガティブな記事になることをあらかじめお断りする。

また、全国新酒鑑評会金賞の連続受賞ができるということは、大吟醸斗瓶取は飲んだことはないが、おすすめできると思う。

今までも全国新酒鑑評会金賞受賞の多寡などを紹介記事の中に書くようにしてきたが、これには理由がある。

全国新酒鑑評会金賞受賞するためには一定の傾向と対策がある。

結果として万人受けするスタイルの酒造りが求められている、と言い換えても良い。

さらに言えば、そのスタイルに対して減点法で採点がなされているということも容易に想像がつく。

単発での金賞受賞の蔵の酒はそうでもないが、受賞回数が多い蔵については〜そのすくなくとも出品酒については〜そのスタイルに合わせた基本に忠実な酒造りができていることの間接的な証明になっていると考えられる。

ちなみに、それぞれの蔵で大吟醸斗瓶取で「出品酒」とされていることが多い。

実際は本当の出品酒は斗瓶のバージョン(NO.)が違い、出品用としては「格落ち」であることには注意が必要である。

出品用のお酒はフィギュアスケートで言えば、「規定演技」。
(フィギュアスケートに詳しくないので言い方が古いかもしれないが・・・。)

私は転倒してでも4回転ジャンプとかそういった方が好きなので「規定演技」の酒は滅多に飲まない。

お金がないせいでもあるが・・・。

年をとって、万が一裕福にでもなり、お酒も確実にいいものをすこし・・・と味的好奇心が枯れてくれば、私もこういうお酒を飲むようになるかもしれない。

確率的にはかなり低いことですなもうやだ〜(悲しい顔)

でも純米酒〜(純米)吟醸酒に「規定演技」の方向性のラインナップをそろえることができた蔵は、万人向けだからこそ確実にファンが増えて評価を高められる。

///////////////////////////////

さて完全に話が脱線しているが、本来の加茂福酒造はそうした基本に忠実な酒造りができる酒蔵だと考えて間違いない。

それにも関わらず個性的な味をつくるのが好き、奇をてらったネーミングが好きという分裂傾向の動きをしてしまう蔵でもあるのだ。

「加茂福 特別純米 遊邑酒人」は、割合と個性的なところがぐっと抑えられつつも、米の味わい、旨みを前面に押し出そうとする意図がありありと伺える、そうしたお酒。

ひやでもぬる燗でもとあるが、私の好みではあきらかに燗酒向き。

ひやで飲むとやはり万人向けではなく、好みが分かれると思われる。

酒名の「遊邑」は、蔵の所在地である邑智郡ではよく使われる駄洒落。

お米をつくった集落営農団体遊邑片田からとっており、その命名の思いは理解できる。

しかし本当にお酒が好きな人の立場に立ってみたときにその駄洒落はいかがなものか?

ネーミングから真剣さが伝わって来にくいため、その分だけ損している、と軟派な酒飲みの私でも思う。

お酒を買う人だって、その日の晩酌や人との語らいで良い思いをしたいがために大枚をはたいて、真剣にお酒を選ぶのだから、そこに思いを馳せて欲しい。

私なら「加茂福 片田」と命名するのだが・・・。

他にも島根大学で開発した新酵母HA11を使った酒など、積極的な取り組みもわかるが、極め付きは冒頭にもあった「死神」である。

最近、近くの取扱店が営業をやめたため、「死神」は入手困難である。

写真はないが、同社HPにあるとおり、

  日本一縁起の悪い名前の酒 その名も・・・死神
  縁起でもない酒銘の酒登場。色は枯葉色、サエも良くない。
  しかし一度飲めばはまる酒です。さあ貴殿も取り憑かれてみませんか?

まさにこのとおりのお酒で味は個性的でおもしろかった。

しかし二度と買う気になれない。

それは、ネーミングで奇をてらいすぎており、「死神」という名前の酒の使い道が無いからである。

いっしょに飲んだ人から飲んでいて楽しくないと言われた、私もそういわれてそういう気になった。

それで終わりなのである。

買ってもらえてせいぜい一発屋(私も1回だけ)。

よほどその個性にはまった人以外はリピートしない。

まこと左様に、ネーミングは大事。

基礎もできていて、個性的な酒造りもできて、それでいてネーミングでこけているのは誠に残念。

1つには、ネーミングを加茂神社の怒りを買わぬよう、「加茂福」というオーソドックスな名前主体に戻すこと、

2つには、蔵全体の酒について、使用している水の素性を殺さぬよう、酒の味・造りをもう少しオーソドックスなもの主体にすること、

検討してくれたらうれしいな。

そうすれば、幹の通った酒造りと経営戦略になると思う。

できないところには言わない。

島根のお酒のファンとして気長に待っていたい。


※島根の酒造りと営業戦略についての思いを、いつか別立てで記事にしたいので説明不足も御容赦のほど。

※別のまずい酒で悪酔いしながらなのでさらに御容赦を。


加茂福酒造株式会社
島根県邑智郡邑南町中野2405
TEL (0855)95−0318 
http://www.kamofuku.co.jp/


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2009年01月10日

旭日酒造 +(じゅうじ)旭日 純米吟醸秋あがり 佐香錦原酒ひやおろし

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● クリックすると拡大

明治2年の創業。以前は「白雪」という銘柄だったが、明治40年当時の東宮(のちの大正天皇)侍従長木戸孝正侯から日本海海戦記念として御墨付きをもらったのを機に「+(じゅうじ)旭日」と改めた。
県産改良雄町、佐香錦などを原料とし、出雲の清らかな水で仕込んださらりとした酒質は独特のふくらみをあわせもち、飲み飽きしない。大吟醸、吟醸、純米酒などいろいろなタイプ、そして新酒から古酒にいたるまで多くの種類はいずれもそれぞれ違った特徴があり、飲み、味わう楽しみを感じられる。
(日本の名酒辞典より)

+(じゅうじ)旭日・旭日(あさひ)酒造に対する日本の名酒辞典の書きぶりは、他の蔵に比べて思い入れを感じさせるものがあると思う。

私も「+(じゅうじ)旭日 純米吟醸秋あがり 佐香錦原酒ひやおろし」その他数種を飲んでみた。

果たしてそのとおりなのだろうと感じさせるに十分である。

さらりとしていてふくらみがあるというよりは、島根の酒らしい芳醇さを失わずにいつつ、爽やかさを持っていると言うほうが、私にはしっくりくる。

アルコール分  18〜19%
原材料名    米、米麹
日本酒度    +5(+6)
酸度      1.9(1.8)
精米歩合    55%
酵母      協会9号系
使用酒米    佐香錦(山田錦バージョンは()内)

数量限定・秋季限定の「ひやおろし」 今年の春しぼった新酒(原酒)を、瓶で火入(加熱処理)をし貯蔵。夏を越えて味の丸さや旨みが増して、味覚の秋にふさわしい味わいになりました。上品な仕上がり、深いコクと味わいの「山田錦」。爽やかな酸、きりりとしまる味わいの「佐香錦」。お米による違いを是非飲みくらべてお楽しみ下さい。
誠に申し訳ございませんが、販売期間終了につき終売致します。
多数のご注文ありがとうございました
(旭日酒造有限会社ホームページより)

佐香錦については「ヤマサン正宗 純米吟醸 生原酒 佐香錦」にもふれたとおり。

「佐香錦(さかにしき)
 平成13年島根農業試験場で育成、採用された品種。佐香神社(出雲にあるお酒の神社)の名に因む。高精白米としても向いている。価格は五百万石より高い。」

佐香錦はおそらくポテンシャルはあるのだろうが、結構難しい酒米という印象がある。

「+(じゅうじ)旭日 純米吟醸秋あがり 佐香錦原酒ひやおろし」もかなりうまく使いこなしているお酒の一つだろうと思う。

さて佐香神社についての説明は、
神々の舞い降りる国出雲
http://www.sakejapan.com/meiyo-kikisakeshi/izumo.html

  日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会より
  http://www.sakejapan.com/index.php

にきれいに詳しくまとめられている。(以下引用)

●日本酒発祥の地
酒造りの神である久斯之神(くすのかみ)を祀っている平田市小境町の佐香神社は、出雲国風土記に記され、古くから酒の神様として信仰を集めてきました。そして、神々が佐香の川に囲まれた地域に酒を醸す舎屋を建てて酒造りをされました。この佐香(さか)が酒の古名に該当するこの地が日本酒発祥の場所であると推察されます。また韓国釜山周辺より丸太舟を出すと対馬海流にのり数日のうちに出雲海岸に到着できるというこの地は、大陸からの文化・技術の表玄関でもありました。

●日本最古の酒造場「佐香神社」
出雲の国には酒造免許を持つ神社が2件あります。出雲大社と佐香神社です。そもそも出雲の酒は神社から始まったもので、神様に酒を供え神事の後に御神酒を頂き、神様との一体感を感じることが飲酒の目的であったようです。主食が米を原料とする宿命上、一般の人々が日常の楽しみとしてお酒が飲めるようになったのは、ごく近年の事なのです。
-----------------------------------------------------------
「楯縫之郷」(現在の島根半島西部、平田市)の中にある神々の酒宴の記述は日本最古の酒造りの記述で、その舞台となったのが、佐香神社です。現在も10月13日の大祭には濁酒を醸し盛大なお祭りが行われています。醸造の神様として酒造家・杜氏をはじめ、味噌・醤油製造の方たちからも深い信仰を集めています。

●出雲出身の酒造技術者
あまり知られていませんが、お酒の神様と呼ばれた野白金一、山廃酒母発明者の嘉儀金一郎、吟醸造りの大家、堀江修二、醸造試験場長を務められた原昌道、これら全ての方が出雲が輩出した優秀な酒造技術者です。
(引用終わり)

※なお、 京都松尾大社から大山咋命を勧請し、現在は、一般には松尾神社といいます。
(玄松子の記憶 松尾神社 佐香神社から引用)
 ( http://www.genbu.net/data/izumo/matuo_title.htm )

「神の舞」という島根県特産の酒米もあるが、こうした由来から「佐香」「神」が名前に用いられている。

なお、酒の話から脱線するが、佐香神社が松尾神社と呼ばれるようになっているというは、悲しい話にまつわるものでもあろうと思う。

言わずと知れた縁結びの神様:出雲大社にしてもそうなのだが、出雲風土記以前の時代にまでさかのぼると、出雲地方の豪族・民族は被征服民である。

そして、その名残が神事などにもところどころに残されている。

京都松尾大社の名前を冠するようになったのも大きな流れとしては関係があるのかもしれないと思う。

最後に酒名について。

「+旭日」の十字がロゴになっているのは、インターネット全盛の今の時代、残念ながらマイナスになっている。

せっかくの実力を持っており、現在進行形で実力を伸ばしている酒として、この酒名の命名の歴史が成長の阻害要因にならないことをファンとして切に願っている。


旭日酒造有限会社
島根県出雲市今市町662
電話 0853-21-0039
http://www.jujiasahi.co.jp/index.html

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2009年01月04日

酒持田本店 ヤマサン正宗 純米吟醸 生原酒 佐香錦

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創業は明治10年。酒名は屋号からとられている。地元産の幸玉、五百万石、神の舞、佐香錦、兵庫県産の山田錦などを使い分けながら、出雲杜氏の手によって、ていねいに仕込まれている。
全国新酒鑑評会金賞受賞多数。
(日本の名酒事典より)

またもや本題からそれたところから入ってしまうことに恐縮(ホントにしてるのか?)。


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posted by ヤマトシジミ at 15:28| Comment(4) | 1-6島根のお酒・地酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月03日

日本海酒造 環日本海やさか仙人 山廃特別純米

090102yasakasennin.jpg
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 明治20年創業。“海は日本人の心の故郷。その大いなる懐に抱かれて生まれた、人と人をつなぐ酒”という意味が込められた酒名。但馬杜氏が三隅川の伏流水で仕込む。
 島根を代表する蔵の一つで、全国新酒鑑評会金賞受賞回数も多い。
(日本の名酒事典より)

 さきに苦言から言うのもなんであるが、「日本海(酒造)」「石陽日本海」「環日本海」と蔵名、酒名が微妙に違う、あるいは微妙に変遷を遂げているのが残念。

理由は勉強不足でわからないので、あくまでも第三者的意見として。

酒質が個人的な趣味として好きだから言う〜そういえば尾瀬あきらも昔好んでなかったか?〜のであるが、なぜ「石陽日本海」でとどめておかなかったか?という思いが強い。

「石陽」というチョイス自体も、「日本海」と大きく出ているのに矛盾して縮こまっているし、また「石見銀山」のブームからしても先見に欠ける。

なのになぜまた「環日本海」と突然のようにロシアまで含めたような名前になるのか?

なんだかその時々で、地元の新聞(マスコミ?)や行政などの思惑にとびついているんじゃないか?といぶかってしまうような軸のなさを感じる。

これは経営の問題としても重要で、日本酒業界そのものが長期凋落傾向にあるのも含めて、こうしたことも影響しているのではないか?と思うのだ。

なにやら呪文のような長い名前を付けているかと思えば(これ一般消費者としての正直な感覚)、消費者との窓口である酒屋さんではその説明ができなかったり、またその酒にあった保管方法ができていなかったり・・・。

ただでさえ複雑な名前がコロコロ変わっているようでは、消費者に定着しようハズもない。

実は会社名にも商品名にも「相」というものがある、という話を以前教わったことがある。

教えてくれたのは、占い関係の人・・・、ではなくて金融関係でお金が帰ってくるかどうかを審査するプロといわれているという方。

詳しくは、このブログの趣旨にそぐわないので割愛するが、我が子の命名あるいはそれ以上に命名は重要だということだけは述べておきたい。

以上をエールだと思ってもらえるかどうかは別にして、溜まっていることは大体吐いたので、本題に。

さて、この「やさか仙人」はさっきのこととは逆にネーミングを含めて妙がある。

弥栄(やさか)とは、今は浜田市に合併しているがそれまでは弥栄村。

都会の人の感覚からすれば、それこそ仙人でもすんでいそうな山村である。

そして、極めて個性的な味わいの酒。

酵母が極めて効いたままの味になっており、米で作っているものの、ひょっとして「サル酒」とか「どぶろく」をイメージしたものか?などと思ってしまう。

さらによいのがその個性、イヤにならない。

初見でどろっとした感じもするが、味わううちにすっきりした爽やかさを感じさせるのである。

「山廃」仕込は、個性的な酒となりやすい・・・、ところが私の経験上、9割方はハズレである。

これは「山廃」の特性そのものといっても良い。

ところが残り1割のうち、さらに絞り込んで1分はとびきりのアタリがある、ここがおもしろいところ。

さらに、年によっても当たりはずれが大きい。

そんな中、なぜだか年による当たりはずれ少なく、コンスタントにその良質な個性を出し続けているのが「やさか仙人」なのだ。

万人に勧める酒、ではないがお酒が好きという方には、ぜひ一度は試してみたら?という進め方のできる酒である。

なお、他の環日本海銘柄の酒も、実力はかなり高く、淡麗辛口系でありながら、島根県の酒らしい濃厚(濃醇)な様も示す酒。

あまり石見ということにこだわりすぎずに、島根の代表の酒となって欲しいなと個人的には思う。

日本海酒造株式会社
島根県浜田市三隅町湊浦80番地
TEL(0855)32−1221
http://www.shimane-sake.or.jp/nihonkai/

******************************
(ウィキペディアより)〜正確に書くと難しいのでかなり大雑把に〜

日本酒をつくる際には、ブドウ糖をアルコールに変える作用(発酵)を行う酵母が大量に必要。
伝統的な製法では、蔵についている酵母(蔵つき酵母)を取り込むことによって酵母の大量培養(酒母=酛造り)を行っていた。
この酒母造りの際には雑菌などが入りやすいので、その駆逐のために乳酸を生成する乳酸菌を取り込むことが必要になる。

生酛(伝統的製法)の工程
→米、麹、水を混ぜる > 山卸 > 温度管理 > 酵母添加 > 温度管理 > 酒母完成

山卸廃止酛(山廃)は、明治42年(1909年)に開発された生酛系の製法で、大雑把に言えば生酛の工程から山卸を廃止し、生酛よりは腐敗等のリスクを軽減した製法。

なお、現代の日本酒はほとんどが明治43年(1910年)に考案された乳酸を人工的にあらかじめ加える速醸酛(そくじょうもと)と呼ばれる近代的な製法により製造されている。

速醸酛(近代的製法)の工程
米、麹、水、乳酸を混ぜる > 酵母添加 > 温度管理 > 酒母完成

山卸廃止酛で造った酒は、酒母そのものがアミノ酸組成が高いために濃醇な味になり、味の腰も強く、香りも奥行きがあって芳しい。そのため、高級ウイスキーのように、水で割っても同じ酒の味がするといわれる。
一方で造り手である杜氏の長年の経験と高度なセンスを要求される山廃仕込みは、とちゅうで腐敗するリスクが大きい。

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吉田酒造 月山 吟醸酒

081231gassan.JPG
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 文政9年(1826)、この地方最初の酒造場として藩から許可を受け創業したという歴史ある蔵。酒名は同地にあった尼子氏の居城・戸田城の別名に由来する。
 五百万石、神の舞、佐香錦など地元産の酒造好適米を主体とし、藩主のお茶の水に使われていたという井戸の名水を仕込水に、出雲杜氏が仕込む。
 全国新酒鑑評会金賞受賞常連蔵。
(日本の名酒事典より)

尼子氏、月山・・・さらには山中鹿之助、「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」といっても現代教育を受けた世代では全く知られていないのでウィキペディアを参照としてあげておこうと思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E5%B9%B8%E7%9B%9B

いろいろと飲み比べるにつけて、島根県のうち安来市の中国山地よりから山沿いの奥出雲地方は、割合と淡麗な辛口の酒が目立つ。

この月山は、淡麗辛口。

また同時にふくよかさと適度な酸味を兼ね備えている。

料理を邪魔しない、とてもバランスの取れた美酒。

特にこの数年は、さらに腕に磨きがかかってきているようにも感じさせるお勧めの酒。

アルコール分  15%以上16%未満
原材料名    米、米麹、醸造アルコール
日本酒度    +5.0
精米歩合    50%
使用酒米    山田錦
店頭価格    550円前後

吉田酒造株式会社
島根県安来市広瀬町広瀬1216
TEL : 0854-32-2258
http://www.e-gassan.co.jp/index.htm

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ラベル:月山 吉田酒造
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2008年12月31日

富士酒造 出雲富士 生純米酒 生吟醸

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昭和14年創業。酒名は「富士山のように雄大で重厚な酒を目指す」という思いを込めて命名。
出雲南部の山間地域からの豊かな湧水を利用して、出雲杜氏が仕込む。酒質は全体に香味が高く、味もしっかりしたものが多く、地元はもとより県外のファンも多い。
(日本の名酒事典より)

酒名はさらに説明が必要と思う。

出雲富士とは、出雲地方から仰ぎ見る鳥取県大山(だいせん)のこと。

普通、大山は伯耆富士(ほうきふじ)と呼ばれる美しい山であるが、出雲地方ではこのように呼ぶことがある。

創業者がこの意味でつけたものかどうかは不明。

生純米酒は
アルコール分  15%以上16%未満
原材料名    米、米麹
精米歩合    65%
店頭価格    400円前後

吟醸酒は
アルコール分  15%以上16%未満
原材料名    米、米麹、醸造アルコール
精米歩合    40%
店頭価格    500円前後

まず特徴的に言えるのが、CP(コストパフォーマンス)が高く、料理とバランスが極めて取りやすいお酒であるということである。

前述の日本の名酒事典では「香味が高い」とあるが、確かにフレッシュな香味はあるものの、香りだけが高いというわけでなく、味わいとのバランスがよい。

そして料理を邪魔するような突出した個性が抑えられている点にある。

吟醸酒はアル添ではあるが、それ故調和に成功している好事例といって良いと思う。

精米歩合は40%と低いのにも着目していただきたい。

吟醸酒(大吟醸)、純米酒と一口に言っても精米歩合はまちまちである。

低ければ低いほど良いというものではないが、淡麗な系統のお酒が好きで、新たな地酒に挑戦する場合は、ここに着目してみるのも良いだろう。

精米歩合が低いというのは、その分だけお酒に使えない、すなわちぬかの部分を多く出すということになるので、酒造会社としての採算は悪くなるはずである。

したがって、味だけではなく、ある程度この精米歩合と価格が、その酒造会社の中で関連性を持つ場合もある。

なお、新酒鑑評会の金賞受賞のセオリーにYK35と言われていた時代もあり、その35は精米歩合35%のことを意味していた。

つまり大吟醸の出品酒の精米歩合が35%というのが標準だったぐらいなのだ。

出雲富士生吟醸の精米歩合だけを見た場合、かなり力の入ったものである、ということが想像できる。

ここでさらに出雲富士がよいのは、単に淡麗な方向の味づくりであるだけでなく、十分しっかりした旨みを持ち、ふくらみのある味に仕上がっていることである。

ほどよい酒飲みとしての食中酒を考えた場合、旨みを持ちつつ、自己主張の強すぎない酒というのがベストだと私は思っているのだがいかがだろうか?

なお、生酒については下記に説明をする。

富士酒造合資会社
島根県出雲市今市町1403
TEL 0853-21-1510
http://www.icv.ne.jp/~sakefuji/izumofuji.html

*******************************
(ウィキペディア 日本酒より)

醪(もろみ)から生酒(なまざけ)を搾る工程である上槽以降の工程は下記のようになる。

上槽 → 滓下げ1回目 → 濾過1回目 → 火入れ1回目 →貯蔵・熟成
→ 滓下げ2回目 → 濾過2回目→割水→火入れ2回目 → 瓶詰め → 出荷

その前提で、

生酒
火入れ1回目も2回目もしない。「本生」などという。

生貯蔵酒
火入れ1回目をしない。

生詰酒
火入れ2回目をしない。

※おそらく、この出雲富士の「生」表示は「生貯蔵酒」の意味だろうと推察されるが、データが無く、確認できていない。

「生」表示の酒は一般的に味も香りもフレッシュさが売りであることが多い。

なお、火入れはとても重要な作業である。

これを省略している場合、醸造元→販売店→飲み手までのところで保存管理が悪いと、いとも簡単に酒質が劣化してしまう。

*******************************

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posted by ヤマトシジミ at 10:07| Comment(0) | 1-6島根のお酒・地酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

簸上清酒 簸上正宗 七冠馬純米

nanakanba1.jpg
● クリックすると拡大

創業正徳2年(1712年)。協会“泡無酵母”発祥の蔵。協会泡無酵母は全国の50%強の蔵元が仕込みに使用する酵母。
「簸上」の名は、八岐大蛇伝説で知られる出雲の国斐伊川上流の古名。
厳選された仁多米と奥出雲の清らかな水、そして出雲杜氏の技で仕込まれた酒は野太い厚みのあるワイルドな味わいを呈している。
全国新酒品評会金賞常連の蔵。
(日本酒銘酒事典および当社HPより)

中国山地の山奥で冬の厳しい気候の蔵の醸造であり、島根の酒としてはかなり淡麗な部類である。

だから、おちょこやぐい飲みに入れて飲んだときの擬音で表現してみると、スゥーッと喉を通り抜けるような感じがする。

それでいて、・・・これは銘柄にもよるのだが、この蔵の特徴はわりあい米の感じを残した味の作りとともに、酵母の香りを特に後香で強く残しているのがこの蔵の特徴・・・、これが私の個人的な評である。

特にその傾向が強いのが、当地でのみ産出される日本刀の素材の名を冠した「玉鋼(たまはがね)」。

この名前も八岐大蛇伝説に強く影響を受けているのだろうなというのは想像に難くない。

さて、この簸上酒造合名会社の銘柄の中でもっともおすすめ、もっともCPが高いと感じているのは特別本醸造「おろちの火祭り」。

簸上酒造合名会社(簸上正宗)に限らないのだが、島根のお酒は濃厚(濃醇)なのがほとんど共通した特徴。

割と淡麗だとした簸上酒造合名会社(簸上正宗)にしてもそれは同じことなのである。

そうした酒の場合、酒質を締めるために「アル添」(醸造用アルコールを添加すること)はむしろ積極的におこなわれるべきことだと私は感じている。

当然、酒質を締めるためなのだから、極微量になのだが。

その点、「おろちの火祭り」は特別本醸造だからもとより「アル添」、ただし素性は悪くない。

もっとファンが増えて欲しい酒だと思うのだが、このあたりみなさんはどう思われるだろうか?

******************************
以下、きき酒師のホームページ:日本酒を嗜むも参照
http://www.enjoy-sake.com/index.html

         |  原料
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
純米酒     | 米・米麹
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
本醸造     | 米・米麹・醸造アルコール
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
普通酒     | 米・米麹・醸造アルコール の外
(レギュラー酒)| 糖類(ブドウ糖、水あめ)
         | 酸味料、化学調味料 
         |

さらに、特定名称酒は、
        |使用原料   |精米歩合 |香味等の要件
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
純米大吟醸 |米・米麹   |50%以下  |吟醸造り 固有の香 
        |        |       |味、色沢が特に良好 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
純米吟醸酒 |米・米麹   |60%以下  |吟醸造り 固有の香 
        |        |       |味、色沢が良好
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
特別純米酒 |米・米麹   |60%以下  |香味、色沢が特に
        |        |又は特別な|良好
        |        |製造方法 |
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
純米酒   |米・米麹    |−      |香味、色沢が良好
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
大吟醸   |米・米麹・   |50%以下  |吟醸造り 固有の香
       |醸造アルコール|      |味、色沢が特に良好
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
吟醸酒   |米・米麹・   |60%以下  |吟醸造り 固有の香
       |醸造アルコール|      |味、色沢が良好
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
特別本醸造酒|米・米麹・   |60%以下   |香味、色沢が特に 
        |醸造アルコール|又は特別な|良好
        |          |製造方法  |
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
本醸造酒  |米・米麹・    |70%以下 |香味、色沢が良好
        |醸造アルコール|      |

******************************
簸上清酒合名会社
島根県仁多郡奥出雲町横田1222番地
TEL (0854)52-1331(代)
http://www.sake-hikami.co.jp/


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posted by ヤマトシジミ at 00:22| Comment(0) | 1-6島根のお酒・地酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

若林酒造 開春 純米超辛口ひやおろし

昨日、思いつきで『島根のお酒図鑑』をやる!
と書いて早速ながら、後悔。

昨日の夜当たりからどしどしアップする予定だったけど、書き始めてしばらくして頓挫。

いかに自分がお酒のことをなんにも勉強せずに、野生の勘(別名:あてずっぽ)だけで飲んでいたのかに気がつかされる。

あわてて参考になるホームページを紐解きなおしたら、そのページは既に閉鎖。

もう一度お気に入りを整理し直して以下のページを再発見。

小山酒店
http://sake180.cc/
SAKE王国
http://www.sake-okoku.net/index.html
(大きく引用、参考にさせていただくことをあらかじめ記す。)


反省反省しながら、半べそ書きながら以下の項、書き記すこととする。

間違い多数あると思うのであらかじめお断り。

味については、利き酒師のような専門的な区分はできないので

なんとなくで好き勝手なことを表記する
ことになるのかも。

ご指摘があれば、ぜひコメント願います、多謝。

さて、本題。

081230kaishun (3).jpg 081230kaishun (2).JPG
● クリックすると拡大

裏のラベルをわかる範囲でふらふら

日本酒度+13というのは日本酒度だけで見た場合には、間違いなく辛口である。

日本酒度は日本酒の比重を表すために定められた単位。糖分が多く比重が大きいと(-)に傾き、逆の場合は(+)に傾く。
(SAKE王国:日本酒用語集より)

酸度は酒の中の有機酸の総量を表した数字。酸度が高いと辛く、低くなると甘く感じられる。
(SAKE王国:日本酒用語集より)

アミノ酸度は酒の中のアミノ酸の総量を表した数字ということになる。

まずはアミノ酸度には深入りせず、酸度について。

酸度は1.3〜1.5(mp)が平均値で、それより大きければ酸味が強く、濃厚な口当たりで辛口に、反対に小さいと淡麗な口当たりで甘くなる(日本の銘酒事典より)。

このことからすると、この『開春 純米超辛口ひやおろし』は酸度1.8だから、タイプとしては、「濃厚(濃醇)辛口」ということになる。

では実際にどんな味かと言えば・・・。

うまくは言えないけれど辛口のお酒をおちょこやぐい飲みに入れて飲んだときの擬音で表現してみたい。

新潟県の越乃寒梅のような淡麗なお酒の場合は、スゥーッとした感じがする。

一般的にある程度淡麗な方向を目指していることが多い吟醸酒などもある程度スゥーッとした感じといって良いだろう。

これが辛口で味わいがあるお酒となると、キュッとした感じが加わってくる。

辛口なために口がすぼんでくることもあるのだろう。

さらに味わいが深く、濃厚(濃醇)な感じになってくるとキュゥウーッ、とした感じになる。

開春は全般的にそうした味わい。

フルーツのような爽やかさも香りもありつつ、洋ナシと青リンゴの良いところを取ったような感じといえばよいか?

利き酒師じゃないし、フルーツに詳しくないので当てずっぽうなのだが・・・。

さてここで、「辛口」「辛口」というが、お酒の辛口は結局のところ、こういうところかなという気がしてくる。

 ☆糖分が少ない=甘いの反対としての辛口

 ☆酸度が高い=酸っぱいあるいは味が薄口でないという方向での辛口

↑このことからすると「辛口」好きといっている人の「辛口」が「淡麗辛口」に偏向あるいは混同されているということも言えるのではないか。

「開春 純米超辛口ひやおろし」は間違いなく濃厚(濃醇)辛口といって良いのだろう。

(マトリックス表なんかで考えると違った結果も出ようが)

話がずいぶんと脱線したが
精米歩合とは、精米をした後に残った白米の割合。一般的にこの数値が小さいほどきれいで軽い酒になる。(SAKE王国:日本酒用語集より)

純米酒は規定で精米歩合はH16年以前は70%以下と定められていた。

開春の60%は当然従来の基準をもクリアしたものなのだが、通常販売されている純米酒の中で必ずしも精米歩合が小さい方ではない。

ところが味は間違いなく「きれいで」ある・・・こんなところもお酒のおもしろいところ。

酵母とは、麹によって生じた糖分をエタノール(アルコール)と、炭酸ガスに分解する性質を持つ単細胞微生物。日本酒固有の風味、香味は酵母によって造られる。(SAKE王国:日本酒用語集より)

ほかにも色々あるだろうが、ひとまず今回はおおよそこんな感じで。

なお、お酒の名前にある「冷やおろし」とは、
一度火入れをし、夏場の貯蔵によって熟成した清酒を秋の出荷時には火入れをせず、瓶詰めしたお酒のこと。古くは樽詰め時に冷や(生)のまま詰められたところからきた言葉。(SAKE王国:日本酒用語集より)

こちら島根県の地元の酒屋さんでは、概ね4合瓶で1300円前後。

王禄、特に19BYと比べると特にオリジナルとしてこういう方向に行きたいんだという「自我」の部分に関して、まだまだ発展途上だなとも言えるし、伸びしろも大きいかもしれないとも思う、これが私の個人的な評。

ある意味では王禄よりもCPは高く、お買い得な状況なのかもしれない。


(つづく)

若林酒造(有)
島根県大田市温泉津町小浜ロ73
電話 0855-65-2007

開春通信
http://www.kaishun.co.jp/top.htm



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2008年01月14日

至宝の甘露 王禄 王禄酒造

ouroku1.jpg
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器は、原洋一作、ワイングラス(金つぎあり)、片口。

第4回おいしいってなんだろね?会議でお話ししたのは・・・、

>ピュアな作りでうまく調理しているものは、さらにおいしいってことだよね。

紹介するのは、王禄酒造のお酒。

その中でも、
H18BY王禄 純米吟醸限定 無濾過本生原酒。

原材料名/全量東出雲町産上意東地区産山田錦
精白歩合/50%
アルコール分/17.5%
日本酒度/+5.1
酸度/2.1
使用酵母/協会9号
仕込み水/自然湧水 通称「黄金井戸」
杜氏名/石原丈径
製造年月/H19.12

王禄のサクセスストーリー、といっても苦労続きの話なのだが、この最大の理解者の1人は恐らく山同敦子。
「愛と情熱の日本酒」
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%8ER%93%AF%93%D6%8Eq%81@%88%A4%82%C6%8F%EE%94M%82%CC%93%FA%96%7B%8E%F0

島根県の今でも小さな酒蔵がこれほどまでの銘酒を造るまでには並々ならぬ努力があったであろうことは想像に難くない。

杜氏:石原丈径氏は、この蔵の跡継ぎ。システム工学を学んだ後にUターンして酒造りを始めることとなる。

自信を持って都会への売り込みを始めたところ、持ち込んだ「山中酒の店」で酷評を浴びることに。

山中酒の店 http://www.yamanaka-sake.jp/store/index.html

しかしこの出会いが王禄を飛躍させるきっかけとなる。

山中酒の店は、情熱と才能のある酒の作り手を育てる師匠のような酒屋でもあった。

王禄の杜氏:石原丈径氏は山中酒の店とのキャッチボールを続ける中で、仕込みの細かな手法から、鮮度管理の方法、瓶や栓の洗浄方法にいたるまで(本当はもっともっとあるらしい)、日夜研究を重ねた。

こうしてできあがったのが、現在の王禄である。

その味の特徴は、第1にひねた香りが全くしない。

これはひとえに鮮度管理方法の徹底によるところが大きいと思われる。

販売店の鮮度管理まで確認を怠らない。

第2に米の味を最大限に生かしつつ、味がピュア。雑味が全くない。

第3には、濃醇な味わいであること。日本酒度に比べて、酸度が高く、そのため初見では、「甘い」と錯覚するほどである。

これは恐らく、「黄金井戸」の水質がかなりの軟水で、原料米の特性をしっかりと出させる性質を持っているのではないかと思われる。

第4には、お酒としての味わいが非常に繊細かつ複雑でいて、かつ腰の太い味がすること。

それでいてとても日本酒らしい味がする。

よく「ワインのような」という例えが用いられるお酒があるが、王禄は極めて日本酒然としている。

赤ワインの分類でいえば、フルボディな日本酒。

ところでタイトルの「甘露」はいうまでもなく天上の神々の飲む甘い霊液、不死・天酒の意。

まさにこの王禄を飲むときには、こういった感覚を味わえる。

もう何年も前になるか、淡麗辛口ブーム、吟醸酒ブームというのがあった。

いまでもコンビニなどでよく見かける某純米吟醸酒。

これはこれで大量生産ながらがんばっているとは思うが、一方で淡麗辛口という隠れ蓑で、味の平面さを前面に出してきた。

これがかえって日本酒の人気を下げる遠因になったのではないか?と私は考えている。

本当においしい日本酒が飲みたくなる人は、しっかりした味わいへと進んでいくはず。

王禄は、この要望に100%の信頼で応えてくれる。

やはり聞くところによれば、生産量を伸ばしすぎないよう配慮しながら、永続性のある酒造りと採算性のバランスを模索されているようである。

ここ数年でも年々味ののりが良くなっている。

続いて欲しいものだと思う。

一つ、王禄にも欠点がある。

それは、王禄が美味しく、また単体で味わいをしっかり持っているため、合わせる料理がなかなか見あたらないということである。

バランス重視派には使いにくい酒ともなっている。

私の場合は、食前に少しそのあとは、料理が負けすぎないよう酒量を抑えめで過ごし、食後酒に近い形で後半に酒をしっかり飲む、といった組み立てで飲んでいる。

これができるのも、お酒の純度≒ピュアさが高く、酔い加減が前半から加速しやすく、柔らかいといった王禄の特性から来ている。

酔い加減は非常に心地よく、悪酔いしにくい。

また、翌朝のすっきり感は、焼酎よりも優れているというのは過言か?しかし私はそのように感じている。


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ラベル:王禄 地酒 日本酒
posted by ヤマトシジミ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1-6島根のお酒・地酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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