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珈琲試飲室に久しぶりに行った。
珈琲試飲室とは、
自家焙煎珈琲豆販売の松浦珈琲の “
結構なお点前” の味わえる限られた時間と空間・・・、などという訳のわからない定義は置いといて松浦珈琲からもらったチラシから引用する。
≪珈琲試飲室のご案内≫
試飲は500円より。お好きな豆をとっておきのミルとドリップで飲んでみませんか。
その他、松浦珈琲ならではの珈琲メニューをご用意しています。
●珈琲試飲室の営業時間●
土曜日 14:00〜18:00(豆の販売もしています。)
試飲室なのに有料?
そういえば、店の外の看板にも注意書きがしてあった(写真を撮り忘れたのが悔しい、また来週にでも撮りに行こう!)。
文句を言うお客さんの1人や2人はいたのかも知れない。
詳しいいきさつは知らないが、もともとは島根県松江市内の街中で喫茶店をしていた彼。
自家焙煎珈琲豆のクオリティを維持するため?豆販売に特化し、土曜日の午後だけは喫茶店の形式を残したらしい。

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自然光を上手に取り入れているが、雰囲気を出そうとフラッシュなしで撮影したら、案の定、手ぶれしてしまった。
これもまた撮り直しに行こう(よい言い訳ができた!)。
木をふんだんに使った建物とその雰囲気にマッチした椅子などの家具。
ゆったりした時間を過ごしたい方には、なかなか味わえない空間がそこにはある。
注文があってから“とっておきのミル”でひき、ネルドリップで飲ませてくれる。
この日飲んだのは “マンデリン ミルキー”。
私がぐだぐだ言うよりも、これまたお店からもらった “珈琲愛”に溢れたチラシを掲載しよう。
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松浦珈琲がどうしても仕入れたかった珈琲豆です。 マンデリン ミルキー 100g 700円
焙煎●●●●○ 酸味●○○○ 苦み●●●●
最高級のマンデリン。価格は高いですがレベルも高い豆です。香り、味のバランス、あとに残る
余韻・・・どれも非のうちどころのない品の良さ。こんな豆にはなかなか出会えません。生豆の状態
で時間がたつと白っぽくなってくるため、「ミルキー」と呼ばれています。
松浦珈琲の珈琲豆価格は高いでしょうか?原価率(販売価格に対する仕入れの割合)
を考えると、実は日本一コストパフォーマンスの高い(つまり品質を考えるとかなり安い)
珈琲豆ではないかと思っています。一番高い物で100g530円。買ってくださる
お客様のことを考えて、これ以上高くなるものは売りたくないと思っていました。
・・・今年の春のころ。「マンデリン ミルキー」という豆を手に入れました。焙煎して
いるときの香りがすでに違い、飲んでみてそのグレードの高さに驚きました。
これをぜひ売りたい。でも売るとなると100gあたり700円くらいになってしまう。
そんなに高いものは売りたくない。いやそれ以前に売れないかも・・・。
そのころたまたま店にいらっしゃったお客様数人に、これを飲んでいただいたところ、
例外なく全員の方が気に入ってくださって、次にいらっしゃったときには「あの豆は
もうないの?」「いつ入ってくるの?」とのおたずね。
これはいけるかもしれない。もし売れなくても個人的な楽しみとして飲めたらそれでもいい。
そう思って仕入れました。
極上の一杯を楽しみたい方に。「マンデリン ミルキー」お届けします。
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実は、今日の本題は “人柄”。
美味しいものを取り扱う人にとって、腕や味の判別能力だけでなく、取り扱うものへの愛着だったり、こだわりだったり、その裏付けから来る、みなぎる自信だったりは、必須条件のようである。
その上で必要以上に小ずるくないこと(全くずるさがないのは商売が続かないのでどうかと思うが・・・)、食材やお客さんにやさしいこと、それに加えて、それぞれの人柄がそれぞれの雰囲気をもっていることが加われば、かなり上級のレベルになってくると思われる。
直接お会いしてその人となりを知っているせいかもしれないが、「マンデリン ミルキー」の紹介文、個人的にかなりお気に入りである。
松浦珈琲試飲室は手間と時間をかけて入れるので、時間のない時にはまったく向かない。
時間と味と香りをゆったり楽しみたい人には、論より証拠、一度味わってみられることを強くお勧めしたい。
<つづく>
自家焙煎珈琲豆販売 松浦珈琲ご注文・お問い合わせは
〒699−0101 島根県八束郡東出雲町揖屋2686番地
0852(52)9170(月〜土9:00〜19:00)
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