
お盆は良いお魚が手に入りません
こちら島根に帰省先から戻って来たのはよいのですが、旦那からは「魚くいたい〜、捌くから〜。」
との無理なリクエストです。

ところがチラシを見るとジャスコで「鮮の市」をやっているじゃありませんか!
家族で最寄りのジャスコに向かいました。
ところが、鮮度の良い魚というのが全く見あたりません。
お盆だから本来なら仕方がないのはわかっていますが、後に出てくるチラシからすると違うのでは?
お魚コーナーの担当さんに聞いたら、変わった魚も入ってますよ、とのことでついて行ってみると
なんと、豆あじでした。
都会の方なら珍しいかもしれませんが、旦那曰く「カボチャの種」サイズの豆あじを
わざわざジャスコまで来て買うなんて・・・。
ということで当然ながら見送り・・・というわけにも行かないので旦那の粘りで買って帰ったのが白バイです。
白バイとは標準和名でエッチュウバイと言います。
おそらく消費量が最も多いのは金沢方面との話です。
なんでも、旦那の情報によると、地元系の回転寿司でも必ずと言っていいほど出てくるとか。
その金沢で最高ブランドとされているのが島根県は隠岐の島産(境港産)の白バイなんだそうです。
サイズの大きさや鮮度保持がその人気の理由だそうです。
ところでこの白バイ、旬というよりもお買い得な時期がこの8月頃なんです。
というのも、この時期の漁獲高が大きいから、割合お安く買える・・・ということなんだそうです。
隠岐の松葉ガニ(ズワイガニ)の船が休漁期に白バイを採ったり、大田方面の小型底引き網
漁船が休漁期に白バイをとったりなんだそうです。
ジャスコの表示を見ると、迷い無く(?)島根県産表示がしてあります。
もしかしたら、大田方面の可能性も十分にあるので、最高ブランドの隠岐のものではないもしれません。

さて、刺身を旦那が約束通り作ってくれました。
349g/411円、@118円は決して安くないごちそうなのですが、
お盆の料理ということでまあいいでしょう。
尻尾の部分は食べられません。
殻を割ったり、アイスピックで身をむき出したりして身を抜き出し、豆腐のような部分と
ピンク色の筒の部分を外して食べますので、可食部分はとても小さいんです。
ぬめりを取って食べますが、塩をいかに少なく使うかが腕の見せ所です。
それを、金沢で旦那が仕入れてきた切り方「草鞋(わらじ)」に切って食べます。
「あられ」につくる、と言った方が良いのかもしれません。
これを軍艦に乗せてお寿司で食べるんだそうです。
さて、食感はツブ貝に比べて柔らかめ・・・というよりもここがウリです。
固くしようと思えば塩を多目に使って、醤油をちょんづけで食べればよいのですが、
旨みが落ちます。
旨みは、ツブ貝よりもより強い感じ、身独特の味が伝わってきます。
この旨み、関東方面ではまだまだ未開拓なお味だそうで、これが我がブログの真骨頂、
島根県ご当地ならではのおいしさと言い切っていいんでしょう!?
旦那は「わかるかなあ、わかんねえだろうなあ」と得意げにいっています。
この御仁はだれかがしばいてもかまいません、許可します。

イオン 漁港応援 鮮の市のチラシ
174418494482.pdf最後にちょっとだけ。
島根県の漁業者の団体がイオンのような大手スーパー〜ダイエー中内功氏の後追い商法を行う〜
と組んで1周年だそうです。
NHKなどのテレビの報道を見ても、イオンは善玉、中間の流通業者が悪玉にされていますが、
この偏向報道はひどかったですね。
その顛末の結果、今回の不漁による(たぶん?)イベントの空振りなんだと思います。
お魚の漁は自然相手で読めないことがたくさんあり、そのショックアブソーバー(衝撃吸収剤)
としての流通機能でもあるはずです。
サブプライムローンやハゲタカファンドのような人の生き血を吸っているような仕事ならいざしらず、
日本人の生活に根ざして日々生業をなされてきた人々を悪玉に仕立てあげるやり方を
私たち夫婦は好みません。
魚が少なくてちょっとほっとした、たぶん明日は魚が普通の魚屋さんや地元のスーパーに
たくさんでるのかな?と期待しているところです。
これだけお盆なりの魚しか出ていないのに「不漁ですみません」とかの言葉の無かった
担当の店員さんの説明態度は特に問う気はありませんので。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
またお越しください。
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