2009年01月12日

無添加炭焼きのやき 青山商店(1)

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2008年の年の暮れ、島根県松江市の旧市街地にある青山商店を訪れた。

少し注意を怠ると見落としそうな小さな店である。

その小さな店にも関わらず、客が絶えることなく蒲鉾、野焼きを買っていく。

ある意味不思議な光景だ。

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若くてかわいらしいおねえさんが野焼きの切りつけをするところを運よくみせてもらった。

写真を撮ろうとしたら「ブログやってるんですか?」と聞かれてしまい、緊張して彼女のお顔の写真を撮るのを逃してしまった。

ぼうずコンニャクさん、HIROKIさん始め、中年男性読者の皆さん、すまない。

確認したい方は、ぜひお店に直接買い求めに行ってみると良い。

野焼きは普通に売っている板かまぼこの倍ぐらいの長さがこちら島根県で売っている通常の長さ。

その2本分がもともと焼いた時の長さである。

店に立ち込める焼きたての香ばしい香りとむ〜んとした酒・調味料と白身魚のすり身を加熱した匂い。

私の唾液腺は激しく反応するのであった。

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このサイズで945円。

安いものではない。

トラハゼ、コチ、エソ他(日本海産)の表記。

おそらく、その3種を主力としつつ、その時々に獲れた白身魚などを使っているのだろう。

特定はできていないが、標準的なものは下記参照。

以下ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑より
トラハゼ(標準和名:クラカケトラギス)
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/toragisu/kurakaketoragisu.html
コチ(標準和名:コチ)
http://www.zukan-bouz.com/kasago/koti/koti.html
エソ(標準和名:マエソ)
http://www.zukan-bouz.com/hime/eso/maeso.html

その他、「食塩、砂糖、馬鈴薯デンプン、有精卵卵白」。

驚いたことに、「日本酒」を使っていない。

「地伝酒」どころか「みりん」も使っていない。

そして、これがこの商品の最大の長所である白身魚のうまみを殺さない、甘さに頼ることのない味付けになっているのだ。

追記しておくと、パック詰めの際に

「完全な真空パックにはしてませんのでお早めに食べてくださいね。」

とのこと。

強度の真空パックにすると、ジューシーな白身魚の肉汁が抜け出てしまうので、慎重にいい加減に空気を抜いているらしい。
 
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皮目の色は、普通のあご野焼に比べて薄目。

白身魚のうまみが肉汁でこれでもかとにじみ出てくる。

砂糖による甘味は、こちら島根県としては極めて控え目。

ほかの地方に比べるとこれでもまだまだ甘口なのかもしれないが、これはこれで優美さをもった味付けでもあり、いい加減である。

また常にはがれそうになる皮の部分の食感がなんと言えずたまらない。

お嬢が「ツルツル」っとはがして食べていたのを「お行儀悪い」とは言ったものの、自分もそうやって食べていたのを思い出した。

あご野焼きほどではないが、ぼそぼそっとした感じが微かにする。

素材感を重視し、つなぎを極力減らした作りと見られ、これは私の好みである。

<つづく>

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posted by ヤマトシジミ at 22:38| Comment(0) | 1-3島根の水産加工品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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