
いつもの街中のスーパーで見つけたサゴシ、サワラの幼魚です。
662g/198円、@30円は漁師さんには申し訳ないぐらいの価格です。
少し傷が付いているのはエチゼンクラゲの影響でしょうか?
普通に言われているのは、「サワラは大きいものでないと味がない、脂も乗っていない」
ということなのですが、この島根半島沖産のものは違います。
山陰沖はおおよそ隠岐の島近辺で暖流と寒流がぶつかります。
このため、南方系の魚も北方系の魚も漁獲され、魚種が豊富なのが特徴です。
実はそれだけでなく、わりと南方系の魚にとっては冷たい水に出会うため、
体が脂肪を蓄えるように反応するようなのです。
このため、太平洋側と同じ魚種でも見違えるぐらい脂ののりが良いものが多く見受けられます。
また、太平洋側で言われている旬の季節と違う時期に旬を迎え、また漁獲量の面でも旬であったり
することがあるのです。
サワラもその1つだと感じています。
特に今年は山陰沖に冷たい水の塊(かたまり)が入り込んでいたと言われています。
そのせいか、脂ののりが早い感じがします。
お買い得チャンスかもしれません。

さて、旦那が捌いたサゴシですが、後ろから覗くと予想に違わず、腹回りには脂が乗っています。
鮮度からしてもこれは食べるまでもなく、間違いなくお買い得品です!!
そうはいってもサゴシですので、皮目脂を無駄にしないよう、あぶって皮霜造りで食べることにしました。
捌いて柵にした後、冷凍庫で凍らせてある保冷剤バッグをパッドに入れ、
そのほかにもケーキのおまけなどに付いてくる保冷剤を用意しておきます。
柵をバーナーであぶり、焦げ目がうっすら付いたところで保冷剤の上にのせ、
保冷剤を上から乗せてサンドイッチにして急冷します。
そのままラップして冷蔵庫に直行です。
全体が冷えたところで刺身として切ります。
いろいろ試行錯誤したのですが、我が家の手さばきのレベルではこの方が水が身に入ったりせず、
一番おいしくイケル感じです。
保冷剤との接点の設け方などまだまだ改良の余地はありますが、エコの観点からも良いのでは?と
思います。
もう少し焦げ目をつけて欲しいな、と私は思いましたが、旦那は生の比率を落としすぎないようにしたい
とこの程度にしたそうです。
ワサビ醤油(さいしこみ醤油)、しょうが醤油(丸大豆醤油)、紅葉おろしポン酢の3種類を用意し、
家族で食べ比べをしました。
歩留まりの問題はあるとしても662gもの魚はボリューム満点でした。
コストパフォーマンスでは滅多にないレベルのものです。
こういう事もあるから、お買い得なお魚探しはやめられません。
山陰のお魚は漁獲量がまとまってなくてもこうしたお宝が見つかることも多々あります。
一度試しに食べてみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
またお越しください。
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posted by カイワリ at 08:02| 島根 ☔|
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