



ちょっとだけぶり返しネタも含めてです。
昨年、ニッスイが紅ズワイガニ原料の加工品をズワイガニ…つまりは松葉ガニや越前ガニだと偽って
表示していたというのが問題になりましたね。
そのことを改めて旦那と考えてみました。
あれって失礼な話だと思うのですよね、ホントに。
まずニッスイ(当時)は論外だと思うのです。
今回ご紹介の缶詰、コレ結構なお値段です。
おばあちゃんからもらわなければ我が家でコレを買うことはないと思います。
(ちなみにおばあちゃんももらったそうです。)
紅ズワイガニの身をこうしてしっかり詰めると、ちゃっかり高付加価値化させているわけです。
先日、黄金ガニ…ハイブリッド、あいのこを紹介したんですけれども、お味的には紅ズワイガニも
ズワイガニもそれぞれのおいしさがあって、そのハイブリッドはまたそれぞれの良さが出ていていいんですよね。
だから味だけ考えると、偽装する必要はないわけです。
さらに言えば、実は加工品にしたときには、その身の甘さ〜立ち上がりが鋭く、抜けが速い〜という
特性などから紅ズワイガニの方がおいしい場面が多いわけです。
だから、いろんな場面で使われている紅ズワイガニですが、これをまがい物ととらえるよりも
用向きにあったように使われているととらえる方が良いのだと思います。
もちろんコストの面でも紅ズワイガニが優位にあると言うことも含めてですけどね。
だとするとですよ、ニッスイの偽装はホント論外だと思うのです。
価格面で高いズワイガニを語っているわけですが、紅ズワイガニがいいものですよという
PRもしてこなかったんですよね。
マスコミも公正取引委員会の発表のとおりに優良誤認表示≒偽装事件としたわけですが、
紅ズワイガニにも良さはある…というフォローは見たことがありません。
このことは、言える立場ではないとしてもニッスイがすべきことだったと思うのです。
ここを放置しておくからお膝元の鳥取県知事さんが子ども手当の地元負担が増えたことのたとえに
「ズワイガニだと思えば紅ズワイガニだった」などと発言するなど、紅ズワイガニが
まがい物だという一般認識がさらに広まって固定化しちゃったんだと思うのです。
そしてまた多くの消費者も…。
私も旦那も含めて、まだまだ文字情報にだまされすぎているんではないのかな?、
自分の感性で味わうことよりも評判などをもとに味わってるつもりなのではないのかな?
そして多くの消費者は、有関心層も含めてそうした刷り込みに大きな影響を受けているのではないかな?
と思ったところです。

と、この頃いろいろあって熱くなりすぎました。
大きく出たあとで恐縮ですが、単純にキュウリの酢の物にしました。
でもこれがおいしいんです、間違いなく。
紅ズワイガニの身のおいしさが出ています。
みなさんももっともっと自分の感性を信じていろいろなものを味わってみませんか?
これから、桜ガニ(この時期の紅ズワイガニの地元の呼び名だそうです)の季節です。
産卵前で紅ズワイガニが旬を迎えるのです。
さて、みなさんの感性では紅ズワイガニ(良品を選ばねばなりませんよ!)はまがい物ですか、ホンモノですか?
(今回はカイワリ&ヤマトシジミの合作記載です。)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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